「それはやめたほうがいいですね」⑥
今日はオーガニック祭りがわが町で開かれました。
果物も在庫ないけど
ジャムも売り切れていて在庫ないし、
野菜も、今年はやまほどできているとは言い難く、
結局、一日だけ、出店させていただくことになりました。
出てよかったのは、久しぶりに会う顔にたくさん会えたこと。
県外含め、遠方の知人友人の顔をみつけて、ひさしぶりー!! と一日で何回言ったか。
久しぶりの知人の中には、
ブログを読んでくださっていて病気のことを知り、シベリアで買ってきたというビーポーレン
(ミツバチの花粉でスーパーフードと名高い)
を持ってきてくださった人もいて、びっくり&感激です。
久しぶりに、宇宙人Pさんとしてブログに時々出てくる人にも会いました。
Pさんは十年以上前に奥さんをG(GAN)で亡くされているので、ちょっと意見を聞いてみたいと思いました。
聞くまでもなかったと後で思いましたが、G治療に、Kを使うのは「絶対反対論者」でありました。
「K(=KOUGANZAI)では絶対がんは治りませんからね」
「Gに関する統計にはいい加減なものがいっぱいありますけど、近藤誠さんほどしっかりした数字を出している人はいませんからね」
「最近の代替医療はがんを治しますから。ビタミンC療法とか」
「医者にアンケートをとるとほとんどの医者は、自分がGになってもKは使わないと回答するそうです」
「Gの利権は15兆円ですからね。医者はKを使わせようとあの手この手で言うでしょうよ」
「スティーブジョブズのすい臓がんが治るはずのタイプだった? そんなわけは絶対ありません。結局死ぬことになったのに、あいつらは手術しなかったから死んだんだと話をもっていくんですよ。医者はそういうものです」
奥さんが亡くなる前に、Kを使ったのかどうかは質問しなかった。
医師と医療への不可解なほどの偏見から察すると、ものすごいトラウマがあるのかも、と思って。
ステージは何か、部位はどこかの質問もなく、K反対の気勢は最後まで。
えみこ「どんな治療も患者本人か家族が選んでいるんですよ。無理やりに医者が治療を押し付けることはありえない」
宇宙人P「データで脅迫して、それを選ばざるをえなくするんですよ」
えみこ「データを見せられて、医者に脅迫されたと思う人がいるのかもしれませんが、それは受け取る人がそういうふうに物語を作っているだけですよ。自分で選んでおいて、責任は医者に押し付けているってことでしょ」
話が平行線なので、途中で「もうやめましょう」と私から言いました。
90年代半ばから、代替医療の話は大好物でした。
当時から、アンドリューワイルとか自然治癒力とか波動の医学とかそういう言葉に感応するタチで、
レイキ、気功、アーユルヴェーダ治療の取材も国内外で、ルンルンと大喜びでしてきました
怪しい雑誌ではなく、大手出版社のふつうのメディアでですよ。念のため
そういう人の周りにはそういう友人が集まるし、そういう情報も集まって、今にいたるのですが
Pさんもそういう話で盛り上がってきた友人の一人なのですが、はっきり意見が分かれました。
今回ばかりは(この一週間書いてきていることですが)、
イメージではなく、偏見ではなく、ちゃんと考えなきゃと思いました。
スティーブジョブズは、すい臓がんの中でも大変珍しい良性のものだったにもかかわらず
食事療法やハーブ療法やスピリチュアルな療法で9カ月の時間を費やして、
病院に再び駆け込んだときには手遅れだったこと。
死ぬ間際、がんの友人に「ハーブ療法なんか絶対にするんじゃない」と言ったことは、
重曹飲めばがんは治るんだから、がん保険に入らなくていいよね
と思っている人などには知ってもらいたい話です。がん保険が必要かどうかは別の話ですが。
重曹飲めばがんが治るなら、15兆円の利権も発生しないでしょうに。ぶつぶつ・・・
オーガニックでスピリチュアルな方は、当園のお客様には少なくない、と思っています。
宇宙人Pとの対話の最中、執拗に「近藤節」をうなる彼の言葉を聞きながら
やっぱり・・・・・・・多くのうちのお客さんは、Pさんのように考えているのかなあ、と思いました。
そしてよるになって、メールに気づいたのです。お客さんからのメールに。
タイトルも「抗がん剤のことで」
うわ、ひょっとして「コンドーさん爆弾」が今日は、二発も落ちてくる?
と身構え、結論を知りたく、最初に文末までスクロールして見ましたら
「絶対、抗がん剤治療を受けてください」
緊張感がパチンと割れて、声を出して大笑いしてたです。
先日、仕事のために治療を拒否して亡くなった方として、キヨシロウのことを書きましたが、
最近映画になった棋士の村山聖さんもそうなんですね
手術で腫瘍とリンパ節はとりのぞいたけれど、術後補助化学療法を受けるように勧められながら
頭がぼうっとしてしまって将棋ができないからと断り、翌年亡くなりました。
宇宙人Pさんだったら、「受けなくて正解。受けなかったから最後まで仕事ができた。無駄に苦しまなくてよかった」
というのでしょうね。
米原万里さんの本は手術入院のとき持っていったほど好きですが
彼女も手術も抗がん剤も拒否して、食事療法などの代替医療にお金をたくさんつかったあとで
翌年からKを始めたけれど、もう時遅し、手遅れだった。
そういう視点で彼女を見たことはなかったですが、Gになってそういう目で見てしまった。
来週からK治療のために、また短期の入院です。
そして、そこから半年間、8クールのK治療をします。
普通に仕事したりするつもりですが、今日もマルシェを出しているとはいっても
ほとんど仕事は園主任せで、私は友人たちとしゃべって笑って食べていた、のと同様に
仕事は、お任せになるかも。
KとかGとかいう言葉を使うのは、
そういう言葉で検索する切迫した人の参考になるようなことは、書いてないから
治療の参考にはしないでね、という気持ちからです。
ではでは
球磨のオーガニック野菜セットのご注文は、毎週水曜の正午まで。
お申し込みは錦自然農園フルーツストア
発送は12月2日(大阪より西は土曜着。大阪より東と四国、沖縄は日曜着)
今週は以下の予定。畑の都合で、当日急な変更はしょっちゅうです♪
無農薬・無肥料栽培のじゃがいも&にんじん&しょうが&きくいも&里芋
無農薬栽培のキャベツ&ホウレンソウ&サニーレタス
低農薬でおいしいねぎ&ミニトマト
http://www.fruitshop.jp
錦自然農園フルーツストア