いちごの未来

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ここまで、まああっかに、なってから収穫するイチゴは、とても稀です。
うちはこれが普通ですが、一般的にはこうじゃありません。収穫後に赤くなっていくので食卓につくときの色は同じですが。
ここまで完熟まで収穫しないので、とても高リスクですが、それゆえ美味しくもなります。



いちごは、かなり高い確率で、今季がラストイヤーとなりそうです。
つまり、来年以降は作らないということ。

ひのしずくの生産者が、本当に、言葉どおり、絶滅しそうだからです。
あてにしていたところから、昨日、またひとつ、「ダメ」のお返事をいただきまして・・・

「ひのしずくは今年で終わりにする」

と、何軒もの農家から聞いても、「まだそんな」「ゼロにはならないでしょ」と楽観していましたが
本当に、むつかしそうです
みんな、やめていく
やめざるを得ないのは、栽培がむずかしいからです

まだ植え付けまで半年ありますが・・・・・・・・・・・むずかしいかも(ため息)

いちごを夫が作り出したのは、私が熊本にくる1年前の09年でした。

それまで冬は、自宅のセルフビルドとスーパーでのバイトで過ごしていたのを、
いちごを作ればバイトに行かなくていい、という考えで始めたのでした。

私が熊本にきた初年度は、「いちごを直送するなんて、無理」と言い張る夫との攻防で費やされ、

二年目から晴れて直送開始
といっても、ほとんどは道の駅で販売されました。道の駅でも売れ残ってました。

でも、こんなに美味しいのに、なんでこんなに安くて、こんなに売れないの、と憤る私が

これまた夫を一年半かけて説得して
「錦自然農園フルーツストア」
をスタートさせると(いちごの三年目)、
急激にいちごが売れるようになり、いつも完売状態になり、感謝のなかで6年経過。

で、

終わりになりそうです。

まだ百%じゃないですけど、相当高い確率です。
ほかの品種でイチゴを作る、ということは今は考えられないみたいです。

繰り返し、お客さんには伝えてきましたが、ひのしずくは、作るのが難しいんですよね。

この激動する気候のもと、いちごという一年半がかりの作物を作るのは、誰だってたいへんなんですが、
なかでも最強に難しい、みんなが失敗していく、ときには農家を廃業に追い込むことさえある
恐ろしい品種が、ひのしずくです。


だからこそ、おいしい。

効率悪い、
色も形も悪い(他の品種が色と形がよくする方向に改良されているのに、ひのしずくは味をよくするほうに改良されているということです)、
量がつくれない

これだけ、農家にとって不利な品種なのに、まだ絶滅していないのは、お客さんも作る側も
この品種が好きだからです


果樹農家であるうちは、苗を作るのはとうにあきらめておりまして、わけていただくことで、イチゴ農家のはしくれでいられました。
それも、今年かぎりなのかなあ・・・・・・・



これから春の気温の上昇にともない、いちごの味は、冬バージョンから春バージョンに移行していきます。

もともと酸味の存在が甘味を支えている食味のいちごですが、酸味がさらに強くなります。
でも、それはそれで美味しいのです。
甘いだけのイチゴは美味しくない、と思っている方に、とても評判がよいひのしずくです。


今季のいちごの販売の再開は、まだ可能性があると思います。
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では
水曜正午しめきりの野菜セットは、

錦自然農園フルーツストアです






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