錦自然農園でいやしの農園体験二泊三日

2016Dec23_koucha2.jpg実はお客さんに教えてもらったラッピング。しょうが紅茶を年末の小さなギフトにいかがですか?



クラウドファンディングのリターンのひとつに「錦自然農園でいやしの農園体験二泊三日」
というのがあります。
今週はそのリターンを求めてくださった方が、農園を来訪くださいました。
Hさんとしておきますね。

会ったこともないお客さんと三日間を過ごすことは、私たちにとっても初めてです。
でも、うちの果物や卵や野菜やはちみつやジャムを気に入ってくださっている人だということは、

きっとどこかでばったり出会っても、お友達になれる人なんじゃないかなと思ってました
結果をいうと、やっぱりそうでした。
鹿児島空港に迎えにいき、Hさんから声をかけられたとき、どういう理由か
「会ったことある」と思いました。

【1日目】
雨ふりでした。
予定はブログで何度も書いていてHさんも興味をもっているクルソンに行こうと思っていたのですが
山を登るには不向きな日
私は鹿児島のしょうぶ学園なんかいいんじゃない?とおっとに提案
そんなの面白がるかなあという顔されましたが、
「いや、絶対大丈夫。そういう場所が好きな人だと思う」
根拠もなく主張したあとで気がついた。定休日だった!

Hさんもそれでいいというので、オットが提案する指宿温泉にいくことになりました
砂蒸し風呂で有名。私はとてもとても好きなとこ。
熊本にきて3ヶ月めに一人旅したくらいで。
波止場に座って海を見ていると、気がついたら二時間が過ぎていて驚きました。
向こう岸の岸壁がこっちに動いてくるように見えたのも不思議だった。なんだったんでしょう。

指宿へ向かう車中で、
「しょうぶ学園ってとこも考えたんですけど」とHさんに言うと、
長い沈黙。驚いたことに、彼女もしょうぶ学園の展覧会(?)を東京で見たことがあり、
「鹿児島にはあるんだよなあ」と思っていたそうですよう。

私はこの学園のテキスタイルに多大なる興味をもっておりまして、熱烈に行きたいんですけど、いまだいけておりません。
(理由1 オットは興味をもってくれない 理由2 一人で行くには運転がこわい)
後で知りましたが、Hさんもテキスタイルと浅くない縁を持っている人でした。

指宿は春の陽気で、砂に埋まってデトックスしたあとは、
菜の花畑をぬけてのんびり帰りました

【2日目】
ブログによく書いている水上村にHさんが興味をもっていて、なかでもスウェットロッジに興味があるそうで
前もって大工の阿部さんにお願いしていたので、二人でいきました。

水上村では行く度、珍しいお客さんに会えますが、
その日は、ネイティブアメリカンの部族と何十年の長きにわたり交流しながらスウェットを経験してこられた
東北在住の全盲の鍼灸師、ビッグベアー師がきていて
私はラッキーにも、スウェットのあとで脈をみてもらったりしました。

「よくこの体でスウェット入ったね」といわれました。
「まだ急性期の体だよ」とも。まあそうですよね
忘れてたけど、その日がちょうど手術から2ヶ月めだった。

Hさんも体験を楽しんでくれたようでよかったです。

【3日目】
雨でした。農園をざっとツアーしました。イチゴ畑、野菜畑。ブドウや桃や柿畑は、雨ふりだったのでパス。
そのアシで、うちをとおしてHさんにお届けしている作品の作者めぐりのツアーにGO!

うかがったのは、ねぎの岡前さん、お米の小川農園さん、豊永さん、イチゴ姫のよしさん宅。
JAの奇人にも紹介したかったけど、お休みだった。。。

小川さんちでは倉庫を利用したオーディオルーム(?)で古いレコードを古い上質のスピーカーで聞かせてもらい
料理上手の奥様の作るしょうがや柿のスイーツをパクパク。

次に行ったのは友人がパティシエを務めているパティスリー。
友人もキッチンから出てきてくれてちょっと話しました。
「いちごの生産量が減っている」のだとか。
うちが減っているとか、たくさん採れないとか、は毎年のことですが、
球磨全体でも、生産量が例年より少なくて、価格高騰しているそうです。

豊永さんとこでは、「過去最高においしい柚子スイーツ」というしかない柚子のシロップ煮をごちそうになりました。
やはり農家のお母さんが、農作物でつくるお菓子は別物ですね。

「豊永さんの野菜が入っていると、これをどう活かそうか、と気持ちがひきしまります」

とHさんが言うので豊永親子も「へーー」と目を丸くしています。
作業場においてあったぶろっこりーがあまりに立派だったので、今週の野菜セットにぶろっこりー参入決定。
食べる人と作る人の野菜話は尽きることなく、とても楽しい時間を過ごしました

最後にいったいちご姫の畑では、その場でいちごをもいでくれて三人でいただきました。
同じ品種で、同じように定植後は農薬を使わず、肥料も堆肥も使わない、というのも一緒。
でも違うんです味は同じじゃない。
Hさんも、「うちぬのさんとこのいちごと、味がちがいますね」と。

野菜も果物も、品種が味のほとんどの部分を作るとオットは明言するけど、そうでもないかもしれません。
農作物は、作者の生き方なのか感性なのか、性格なのか、そのすべてなのか、
いろんなものが出ます。

「初めて錦自然農園の野菜の箱を開けたとき、これは本当に冗談じゃなくて、
私エネルギーにやられて(ことばがちょっと違いますが)しばらく横になっていたんですよ」

私も夫も目をぱちくり。

「ひとりで食べるから多すぎる量だと思うんだけど、野菜が強いから結局冷蔵庫できちんと保管していれば、
いつまでも新鮮だし、結局ぜんぶ食べてしまえる」

「それは私たちも思う。時々もらいすぎたり、畑からとりすぎたりして、二週間以上冷蔵庫に眠らせてしまうけど、
レタスとかの葉物が、いつまでシャキッとしている。シャキッと具合は作る人と収穫時期によって違うけど」

「ここの野菜を食べると、スーパーで買えなくなるから困ります」

「それは作っている農家の人もいってる。あんな野菜は買いたくないとかよく聞く。何が違うんでしょうねえ、違うなあって私も思うけど」

「野菜の味が濃いから調理がどんどんシンプルになってしまう。
うちぬのさんのニンジン、調理してもちゃんとニンジンの香りがするもん」

「そうなんだーーー」


ちょっとほめられすぎ?と思いますが
うちの野菜セットは、小さな農家が作っているのを少しずつ集めているから
大規模につくって大規模に集めて販売、というシステマチックなところの野菜とも違うのかもしれません。

オーガニックを扱うと、安心安全だけがとりえと思われることが多いですが、
美味しいものをお届けしたいのが先で、安心安全は、そういうのをきちんと探すと後ろからついてきます。



Hさんは、うちで商品を買うより先に、うちのブログを読んでくださっていたそうです。
そういう方は、うちのお客さんには珍しくないのですが、

Hさんは、私が把握しているかぎりでは4人くらいしかいない
東京時代から書いていた裏ブログ(教えませんよ)から、私とここを知ってお客さんになってくださった人。

困ったことに、ものすごい記憶力で細部を覚えている。
「カルトQ」という大昔のクイズ番組がありましたが、錦自然農園のそれがあったら、ぜったいにクイーンです。


農園にいらっしゃるリターンの方がまだ何人かいらっしゃいますが、
おいでいただくのが、ますます楽しみになりました。


錦自然農園フルーツストア



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