キヨシローとゆうこさん①

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エミコです
最近、園主がけっこうブログ書いてくれるので、誰が書いているか、名乗ったほうがいいですね☆

今日東京時代の友人から
「病気のことでいろいろ悩みもあるだろうに、よく元気なかんじのブログ書けるね? そういうのは苦痛じゃないんだ?」
と電話で言われてここぞとばかりに、

「苦痛なんて、ぜんぜんないよ。
根っからコミュニケーション好きなんだろうね。元気がないときは書かないだけだし、書いているときは心に何にも嘘ないし。
病気のこと書いちゃいけないと言われているのを書かないでいるのは、気持ちが窮屈だけど」

「書いちゃいけないっていわれてるの?」

「がんだって聞くと、それを知るだけでインパクト受けたり、心配したりするお客さんもいるかもだし、
申し訳ないから、病名は言わないようにしようって、最初の頃きまったの。
私はどちらかというと、うちのお客さんは健康に気をつかう人が多いから、
自分の体験をシェアして役立ててもらうほうが気持ちが元気になるんだけどね。
書きたいなーって思いながら我慢してるかんじ」

「じゃ、書いたらいいんじゃない。そのほうがいいよ」

ということで、今日からオープンに書くことにしました。
これまで慢性病という書き方でお知らせしてきたので、なんとなく察していた方も多いかと思いますが、9月29日のクラウドファンディングが終了した日に、盲腸に進行がんがあることが発覚しました。
発覚から手術して退院するまでがジャスト1ヶ月でした。

9月29日より前に自覚症状があったわけではないのですが、
たまたま友人が「内視鏡検査の上手な検査医師がいる」と教えてくれたから、わざわざ検査に行きました。
帰り際に、「旦那さんと一緒に、診察室へ」というからなんだろうと思ったら、「がんですよ」といわれたわけです。

正確にいうと、回盲部のがんで、大腸の最も奥まったところにあるのです。
胃、小腸、大腸という一連の消化の流れから外れているものだから、
一か月前に病院にかけこんだ腹痛のときでさえ、便に血は検出されず、
大腸の病気を疑われることなく帰されたのです

貧血だけはひどくて5カ月間に三回も病院いったのですが、誰も大腸との因果関係を疑ってくれませんでした(泣
発覚から退院まで一ヵ月のスピード展開は、いろんな意味で運がよかったです。

手術の一週間前にトイレで鮮血がじゃーっと・・・いう経験があり、そこまできて初めて自覚症状らしいものがきたくらいで、
本当に、大腸に問題があろうとは、思ったこともなかったでした。

盲腸のがんは気が付いたときは手遅れということが多いらしいです。
私も手術しなければ「あと半年」というところだったそうなので、
主治医のセンセイがいうには、私は「ラッキーだった」そうです。

腫瘍は大きさは5センチくらいで、深さは腸管を突き抜ける浸潤ぶりだったそうで、
リンパ節はもっとも大きなD3という郭清をしましたが、45個中15個のリンパ節に転移があったそうです。
ステージでいうと3bですね。
リンパ管や血管にもがん細胞が検出されたそうで、いまのところかなり高い確率で転移が期待・・・おおっと間違い。
転移が予測されています。確率にすると、3人にひとり、ってところです。

ここんとこ、宿題をもらったみたいにして考え込んでいます
抗がん剤で転移する確率を4人にひとり、くらいまで低くすることができるらしく、
それをお勧めしますと主治医の先生に言われているのですが、返事を迷っています。

抗がん剤というとネット上では陰謀論じみた利権話から、合法的な殺人だみたいな言い方にあふれています。
近藤医師の本を少し読むと、抗がん剤を受けるなんて馬鹿と無知だけ、という気持ちになってきます。

ですが、事実はそんなにシンプルじゃないので、迷います。

忌野清志郎さんは、喉頭がんで亡くなりました。
(以下wikipediaより :2006年7月13日、公式ウェブサイト「地味変」にて喉頭癌で入院することを発表し、すべての音楽活動を休止する。 癌の摘出をすると声が出なくなると宣告されたことから、放射線や抗癌剤での完治を図り、入院後2週間で代替医療へと治療法を変更。これは、がんセンターでの現代医学的な治療計画では胃に穴を開けての流動食生活となることを余儀なくされ、これに伴い唾液腺が消滅し、唾液が出ないためステージで歌うのは困難になると言われたことから。)

最後の武道館ライブは私も行って、めちゃくちゃ感動したけれど、
がんをちょっと知ってしまうと、あのタイミングで「復活ライブ」は早すぎだったような。
ライブなんて無茶にもほどがあるって、今なら思いますね。

がんに「治った」という言葉をつかえるのは、十年はたたないと言えないのではないかと思います。
初期できっちり治療ができた人は別として。

いったん体の機序のベクトルががんに方向づけられると、前と同じにはなかなか戻れないようで。それが、がんが慢性疾患といわれるゆえんなのでしょうが。
大橋巨泉さんは最初のがんから11年後に亡くなるまで4回再発したんでした。

清志郎に話を戻しますと、手術をしない選択をして、抗がん剤の効果か食事療法などの代替療法のおかげか、いったんは腫瘍がなくなったそうですが、ライブの数ケ月後に再発、その時は抗がん剤を使っても効かず、亡くなりました。

池田裕子さん(=絵門ゆうこさん)も、がんの発覚から1年以上、食事療法ほか
民間療法をあれこれやっているうちに、痛みが耐え難くなり、
駆け込むように病院にいき、抗がん剤治療を受けるようになったけれど、亡くなられた。
彼女が西洋医学を拒絶した大きな理由は、がんで亡くなったお母様が
「病院にさえ行かなければこんなことにはならなかった」と言い残して亡くなったことが大きかったとか。

一般に流布しているイメージは、抗がん剤はがんを叩くくらいだから、健康な細胞もぶっこわしてしまう。
抗がん剤を使うからがんになる、というもの。

多くの抗がん剤は、増殖が活発な細胞(=がん細胞)に対して、よりDNA合成を妨げる働きがあるそう。
だからこそ新陳代謝の速い口腔内や毛髪や大腸の粘膜などにダメージを与えるようです。
副作用はつらそうだけど、体をめちゃくちゃにしてしまう、というのは、言い過ぎかもしれませんね。
言い過ぎだけど、一面の真実もありそうだから、迷います。

転移・再発して抗がん剤治療するならまだしも、まだしてないのに、予防のためにそんな危険を冒すなんて、という気持ちもおおいにあります。

同じように予防のための抗がん剤治療をした人たちのブログをよせばいいのに、熟読してしまった。
副作用に苦しんで、「治療を途中でやめた人や」、「最後までやったけどやらなきゃよかったと後悔している人」や、
「最後までやったけど、腸閉塞や複数回の再発で、手術から何年も病人であり続けている人」などなど。
検索してはみつけて、熟読してしまうと、出口のない迷路に迷い込んだような気分です。

やっかいなのは、再発したらややこしさは多くの場合、最初のがんの比ではないようなんですよね。
再発しないようにするにはどうしたらいいか!
というのが、多くのがん患者のメインテーマになってしまうのはそういうことです。

主治医のセンセイに、
「ご自身の体験のなかで、この代替療法はきくらしいと思ったものとかありますか」
と聞いたら、
「ないですね」と即答。
「高濃度ビタミンCなんかはどうでしょう」
「効きません。治療しないでそれで治すといっていた患者さんがいましたが、悪化させて、なんとかしてくれって帰ってきましたよ。」

ビタミンC療法の創始者のアメリカ人の夫妻。結局がんで亡くなったそうですね。

いろいろな人がいろいろな本を書いています。
医師でも、西洋医学にかわる方法をそれぞれ花火のようにぶちあげて、全国五百万人ともいわれるがん患者を誘っています。
そういう本には、読んで楽しい、魅力的な体験談がいっぱいのっているんですよね。

病院が出してくれるのは、データとしての数字だけ。パーセンテージがすべて。面白くない。
抗がん剤で、再発率35~40%が25%になることになんか意味があるの?っていいたくなります。

でも
アンチ西洋医学でがんを治しました系の本にある体験談は、
いくらあつめても、データにしたら0.0001%かもしれないんですよね。
そこ、大きい。
ひとりの人の体験談が魅力的で面白いと、やってみたら自分もそれができるかもって気になっていくけど
考えたら、がんは、人それぞれ、みんな全員違うんだった。
何にもせずとも自然にがんが消えていく人も(超レアですが)、医学的に検証されているそうだし。

いきなりカミングアウトされて、いきなり悩み相談ですか、ってかんじですねー
9月29日にそれがわかった日から一日も落ち込んだり、暗くなったりしていないんですが、
抗がん剤をどうしようかと考え始めると、ちょっと暗くなりました。

私、手術の直後をのぞいては、がんの発覚前もあとも、体温36.5℃前後。
手術直後の集中治療室から一般病棟に戻ったときに看護師さんに「ほんとに手術してきたんですか」
と驚かれるくらい元気でした。
入院中のひまつぶしに体内の栄養を計測してもらったら脂質糖質ミネラル等のバランスも理想的だった。
貧血もすっかり改善されたし! 腫瘍マーカーもゲキ下がり。ほぼ平常運転。 
がん細胞がどこかにある他は、9月29日より前と同じく今も元気です。

なのに
薬の使用をきめたら、これからさき副作用でどよん、としちゃう半年を過ごすのかと考えると・・・・・
重くもなるというものです。
そんな私に冒頭の友人が言いました。

「そんなの、長い人生のなかのたった半年よ」

友人もがんサバイバーなので、なにかと相談相手にさせてもらってます。

10年以上前、彼女ががんになっちゃった、と電話してきたとき
彼女が臓器をごそっと二つもとることを承諾したのにびっくりして、私言ったのです。
「手術しないで、玉川温泉にいったらどう」って。
ちょうど、「SINRA(シンラ)」という新潮社の雑誌の企画で、
穂高養生園や玉川温泉などを取材した直後だったんです。
がんの回復期にある患者さんから5,6人話きいたくらいで、データもみてないのに、本気で勧めてました。
若いなあ。私。赤面。

「あんたの言う通りにしてたら、アタシ、今ごろ死んでたね」

友人が言うとおりです。


がんになってから、情報の取り扱いがずいぶん変わりました。
正しいことが何かは医師を含め誰にもわからない、という立場は変わりませんけど。
トンデモ情報に真理があることもあるかもしれないとも思いますが。


おりしも今日のNHKの番組で、抗がん剤がひとりひとりの遺伝子にあわせて、効果的に投与できる時代がくる
という内容を特集しています。




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最近は、無農薬のキャベツ、ほうれんそう、じゃがいも、にんじんが毎週入ってます。
あとネギとかサツマイモとか、来週は自然栽培の里芋と生姜がはいりそう
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