「農薬はぜったいダメですよね」というお声にお答えして

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いきなり悲報ですが、

最強においしい熊本オリジナルイチゴの品種「ひのしずく」が絶滅しそうです。
栽培が難しい品種だというのは、うちのお客さまはもうご存知ですよね。

今年は、春から続く、長雨などなど、気候は湿潤の一途。
慣行農法で普通に農薬を使って作る農家でさえも、かつてない、かなり厳しい結果になっています。

ひのしずくを作っている農家が県下で1割をきっていると今年の初めに県の担当者からうかがいましたが
おそらく来年の初頭に同じ質問をしたら2%をきってるかもです。

つくづく、「あまおう」や「とよのか」みたいに病気に強い品種だったらいいのにと思います。
福岡など、いちご大国が作る品種は、量産できる、病気に強い品種です。
熊本の「ひのしずく」はその点、だめすね。
おいしさに走って品種改良したのが、あだとなり、農家はその品種を愛しているけど、もはや存続は無理レベル。

今年は、ひのしずくを果敢にも作ってきた農家が、私どもがたずねた範囲では
どこも、いちごの苗が病気になった、来年は品種を変えると言います。

つーことはですね
当園、今年はひのしずくを植えられるあてが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

いつものことですが、園主はすでに来年の話をしてます。
来年用に、古い品種のいちごを作るといいます。昔のいちごです。すっぱくて、おいしいやつです。


話が変りますが、ご近所にコーヒーを買いにいったら

「農薬はぜったいだめですよね?」と、幼子を抱えるお母さんの心配そうな声を聞きました。
「そんなことありません」とすぐに答えました。

「無農薬がいい、と大きな声で言う人はたくさんいるけど、
完全に無農薬の生活をしている人を、私は聞いたことがないし、会ったことがないから。
パスタだってパンだって、ワイン、ビールだって、うどんだって、ケチャップもマヨネーズもソースも醤油も味噌も
市販品はほぼぜんぶ農薬使ってる素材でつくるんだから、農薬を避けて生きられない。心配しなくていいよ」

といいました。ビオワイン(無農薬ワイン)だって農薬使ってますよ。
オーガニックコットンだって、農薬使ってますよ。

そんなことはどうでもいいですが、唯一配したほうがいいのは、

天候が異常化している時は、
1、農薬を使う農家は、さらにビシバシ農薬を使う。
2、農薬を使わない農家は、異常気象に耐え切れず、農家をやめる


オーガニックな農家が生き残っていけるかどうかは、食べる人の理解しだいです。
「農薬を使わない=オーガニック」。それはちがうといつも私は言います。

どうしても作物の健康状況が厳しいときには、薬を使うほうが言いにきまっている。
死にそうな子供に薬があるかないかで、生き死にがきまるとき
薬を求めるのは、作物も人間もいっしょです。

乾燥している国(ヨーロッパ、アメリカ、中国など)では日本より無農薬が容易だから、そういうものが作りやすい。
アジアモンスーンの日本は、無農薬で栽培するのは、とても不利です。

農薬関係で簡単に注意できることは、あります。
お茶と果物はただでさえ相当農薬使いますが、加工用に作られているときは、農薬が飛躍的に増えます。
ペットボトルに入っているお茶とか、
加工されている果物(桃の水? ゼリーなどのお菓子類、ジュース、アイス)とかは、
基本的にはあまり食べない呑まないがよいですよ。

なぜって
加工品は野菜系でも果物でも、
それと書いてないとき以外は、相当はげしく農薬使います

でもそれってあたりまえで数十年きてます。今更食べるのを避けるかどうかは考え方しだいです。

ともいいました

当園のブログやメルマガ等で、

気象異常は、農薬削減と相性が悪い

ことを、言い続けています。つまり、天候が異常に厳しいということは、
農薬使用量を増やして、異常に対応しなければ、生き残れない、と考える農家が増えるのは
基本的には自然でしょう。誰にも止められません。

そうじゃない
農家を探して野菜セットをつくるのは
ちょっとたいへんです


最後になりましたが、冒頭の写真はピオーネ
相変わらず、消毒ゼロでも元気です。

竜宝は終わり間近です。

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ハニービーナス、今年は調子いいですが
数にかぎりがありますので、「ミックス」に
ハニービーナスを増やすというリクエストにお応えするのは、難しいです。

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