どうもわかってないみたいですね、おきゃくさま・・・・

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本日の桃園【3月11日】です
今日は氷点下の気温が予想されています
ここまで春服に着替え始めている桃園に、何が起こってもいいように
本日は石油をバンバンたいて寒冷前線に闘いを挑む模様

想定外の低温と剪定問題のダブルパンチで、収益を9割以上削減した
去年の二の舞はしたないですね

続いてイチゴ畑の写真です

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ここのとこ、ラッシュが来ていますが、それとても送れる量は世間のイチゴ農家から見たら
「遊んでいるのかな?」レベルの少量です


「今年は問題なく順調です」
なんて私、何度もお客さまにいっていますけれど、
イチゴシーズン通しての売り上げは
★万円もいかないってことごぞんじですか(後日伏字にしました★)

ご存知なわけないか
5ヶ月間の収穫をしてこれですからね~
経費をここから引かないといけないですしね~


イチゴの味にはいつも評判をいただいて、
ありがたいかぎりなのです


儲けがございません


聞かされた人はまさか、という顔をしていますが、園主がしょっちゅう口にしているのは

イチゴをやめたい


「ひのしずく」を低農薬(苗の定植から農薬を1回とか)で作るのは、
口に出したらきりがないので、めったに言わないんですけど
まあたいへんです。本当にたいへんです

おまけに、おまけが2個もあるんですけど
うちって
1、無肥料
2、完熟収穫

でしょ。
こういうことを看板だけで(言うだけ)なら誰でもできますが、私と夫の知る限り、しているとこはないです。
「ひのしずく」というイチゴを完熟で採るのは、農薬を削減するのと同じくらいのハイリスクです。

たぶん今2200円で販売しているものは
3000円にしないと、3000円のものは4000円にしないと
先がないような気がします

今日は三つの小さな事件が起こって、こういうことをブログに書きたくなりましたので
少々お付き合いいただければと思います
事件① 確定申告おわったー 激しく儲かってないぞーと改めて理解した
事件② お客さん(A)から「おたくは高過ぎる」とお言葉をたまわった
事件③ お客さん(B)との会話から、低農薬の意味が普通の人はわかってないとわかった


①にたいしての憤懣は言いましたので次
②ですけど

イチゴの「あまおう」ってご存知ですよね
あれは、福岡が上手にブランディングした品種で、
農家は安く売ることを禁止されています
そういう理由で、どこで売っても高いのです
お客さま、まさか、「あまおう」がおいしいから高いとか思ってないですよね?

対する「ひのしずく」は、熊本県のへたくそさというのか、上手さというのか
味がよいです
味だけで今では高級イチゴの仲間にいれてもらえそうな気配です

熊本の農家しか作る許可を得られないのに
熊本のいちご農家の1割を切る少数しか作れません
その意味は、「作るのが難しすぎる」。
ひのしずくは、難しいのです。そのうえ、収穫量が他の品種より激しく少なくて、
病気になりやすい。みんなやめていきます。 
栽培の失敗が二年続き、膨大なマイナスを補いきれず農家を廃業した人もいます。

はい!
③ですが
低農薬とか減農薬の言葉に定義はありません
百%から少し削れば、その言葉が使えます
私はその言葉を信じません
自分で食べてみれば、「これはすごく使ってるね」と、だいたいわかります
「特別栽培」という減農薬認定のラベルがありますが、あれでも私はぜんぜん信用しません
食べると口がしびれる、というレベルでさえ、そういう認定がついてるんですから
人が減農薬というレッテルに簡単にだまされる、と流通業者にばれてます
利用されています

ですからうちでは、
野菜セットの販売をするために、ご近所の野菜を集めさせていただいていますが
人を見ることを大事にしますし、食べて野菜の味を確かめることも大事にしています
農薬をちょっと使うくらいたいしたことじゃないし、化学肥料がすべて悪だという根拠はないです
化学肥料によります

減農薬・無化学肥料

という言葉が言葉だけであることが多いことには
気づいていただきたいものです
こんなこと、安全でも安心でもないわ、というレベルでも上記、いえます。不正ではなく。

無農薬

も、しかりです
無農薬だけど超肥料
そういうのは多いですよ 農薬の害は洗えばとれますが(多くの場合)、
肥料過多の害は、腸にとどまります。

農薬も肥料も、お金がかかります。1農家あたりの面積が狭い日本は
きれいな商品を、たくさん作りたいから自然に過剰になります。 
アメリカや中国で日本なみの農薬つかったらペイしません。
経営できません。だから種をいじって無農薬にしようとしているわけで
倫理観より経済感覚です。 
安心・安全・安価を求めるなら、だんぜん輸入品にかぎります
わかりやすい美味しさ、計測可能な栄養価もついてくる

まあ、そういうことは、言い始めるときりがなくなるので
農家としては論をはるのは、最低限にします


ご理解いただいてもいいんじゃないのお
と下から目線で申し上げたいのは

食味のよい作物は、無農薬とか無肥料とかで作るのはきわめて厳しいことで、農家が一身にそのリスクをしょってます☆
在来種とか昔からある果物の品種とか、人が簡単に「まずい」と言い放つものこそ
農薬や肥料を削減して作れる可能性が高いのですが
農薬にめくじらをたてる人の多くは
それを
まずい
と批評するのです

そんな


農薬もいらない
まずいのもいやだ

それじゃ
錦自然農園のように

儲からないうえ、理解をいただけず、
「やめたい」と園主がぼやく農園が
増えるだけです


イチゴのご注文受付をちょっと強気で増やしました
イチゴ畑がこの先どうなるのかわからないんですけど
まあ、いまのとこ元気なんで・・・・

ご注文は
錦自然農園フルーツストア

写真は3時間あとでアップっぷ

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