「田舎暮らしに殺されない法」

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台風の疲れというのを一区切りつけたくて
すべきことがてんこもりの畑をおいて、福岡にいってきました

行きも帰りも、諸般の事情で自宅の近辺2時間くらいを高速道路でない道をいきました
すると必然的に
ニュースでは1行くらいに要約されている台風の被害の大きかった場所を通ることになりました

山の木々が、あちこちで、無残になぎたおされ、地形が変わりはて、つり橋が落ちてたり、屋根ごと吹き飛んでたり・・・
トンネルが真っ暗な、通行さえ危ういとこも数箇所
まだ停電しているのかどうかはわかりません

最大風速が48・・・くらいだったと聞いても、ほんと? というかんじでしたが
ほんとだったんですね

友人宅でも、窓ガラスが大きく割れてしまったそう

それでも

「誰もおきてこないし、わざわざ起こしても、もうできることないから、誰も起こさず、私もすぐ寝た」

台風慣れしているエリアというのは、すばらしいですね
自然に抗うとか、騒ぐとかは、人命の危機があるとき、と決めているのでしょう

吹きすさぶ風の音の、あのすさまじさでは、誰も寝ていられなかっただろうと思うのは、素人の浅はかさ
話を聞くレベルでは一番すごかった時間でも、多くの人は熟睡していたようで

自然の脅威も、コミコミで生きている場所のもつたくましさを、今回初めてリアルに認識しました


で、実家に帰っても都会の楽しみを満喫したいなど、私は思わず
三日間でしていたことのほとんどは読書
図書館で何十冊も借りてきたのに、新刊あふれる本屋も素通りできず、何時間もかけて読み漁り
朝起きた直後から寝る直前まで、部屋にこもって本ざんまいの休日
ほんにうえている、というのを日常では自覚してませんが、都会にいくと自覚せざるをえない

で、そうして読んだ本をちこっとご紹介

田舎暮らしに殺されない法

この本は発行された時期が私がこちらにくる直前で、
仕事でお世話になっていた編集者が、この本にかかわっていたこともあり、
興味をもって本屋で立ち読みはしたのです

すると、書いてあるのは、あまりにきつい話で、大作家の丸山健二が、なんでこんな気分の悪くなることを書くかなあ
と思わせられて、そのまま書棚に戻したのを覚えています

ところが

このたび、田舎暮らしも5年をこえた私が、改めて、読んでみたら

なんと鋭い観察力 さすが丸山さんだわ という感想になってしまいました

本を、部分的に園主に読み聞かせたら

「間違ってはいない。でも極端すぎ」 

という批判的なお言葉が。

でも「間違ってはいない」なのです
2011年を境に日本の事情もずいぶん変わったと思いますが、ここに書かれていることで

この本は間違っている

と主張する田舎移住者(引っ越して3年以上)は、少数派だと思います

しかしです
私は都会の友人に「田舎暮らしはどうだ」と聞かれると、たいてい同じことを言うのです

「日本はこんなに狭いんだから、人間性がエリアによってそんなに違うとは思わない。違いがあるとすれば、都会の人はみっともない部分が出ないように隠すから、見ないですんだりするけど、田舎の人は隠さないから、見たくないものも見えてしまう、という違い」

その程度のことともいえますです

1冊の本で、経験前、経験後で感想が真逆になるというのは、初めてかもしれません。
だからアマゾンのレビューも大荒れです
読んで面白いのは、評価の高い人たち
「この本に書いてあるとおりだ」と熱く語る人の多いことは、笑えてくるほど


私たちが住んでいるところは、移住者が(50年ほどまえ)集まってできた集落なので
たまに耳にする「怪談じみたご近所話」は経験したことがなく、近所付き合いのさっぱりしていることは都会以上です
場所によっては、一般的、というレベルよりは相当に心の強い、男気のあるタイプの心をも、
ぽきっと折ってしまうような悲劇的なお話も聞くし、私だったら絶対無理! と鼻が膨らむようなこともあるようで。。。。

数週間の滞在や数日の観光ではすばらしく満足度が高いところ=永住の垣根が高く、棲みなれるのに時間を要する

は覚えておいていい法則かも

田舎移住というのは、国をあげて推進しようとしている施作のひとつですが
不思議なほど現実レベルではそのための整備が進んでいないし
みかけだおし、かけごえだけ、というのが実態と感じます

この本の評価が年を追うごとに高まっていく可能性もあるし
「昔はそうだったらしいね」とされる日がくるかもしれません

だれもわからないこと



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