農薬も肥料も使わないほうが美味しい

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ちびちゃんいちご2015年バージョン、本日より販売開始。1キロで2200円


最近、農家を見学させていただく機会が多いです
知らないうちに視野や心が狭くなっているのに気づかないでいるなら
それを知りたい。気づきたい。そういう気持ち

うすうすわかられてると思いますが
今までのように「頑張ろう」という気持ちにまっすぐに突き進めない空気の錦自然農園
コントロール不能部分(気象とか)に翻弄されることがダラダラ続くと、
思想にも思考回路にも影響がないわけないのでして

そんなこんなでブログには書かないこともありましたが
県をこえて、ちょこちょこお勉強というか農家見学をしてるのでございます
そういう蓄積が、でしょうか、昨日ついに園主をうごかしました

今年
苺の栽培で大失敗したこと

これが今季のいちごの配送の遅れの最大の原因ですがこのことは、
大量のお金と時間を注いできた
果てだったがゆえに余計に・・・・・・私たちをなぐりとばしました

二人はこれについて触れることもできないくらい、傷ついてます

ところがですね
昨日、突如モード変化が起こったみたいです。えんしゅに。


来年のいちごはがんばる


ついに言い出しましたよ
今年は(次シーズン)は、成功してみせる
という強気がついに園主の上腕筋のあいだからむくっと立ち上がってきたみたいなんですよ


「薬もっと増やす?」と、夜、私があまりにだまりこんでいる園主にいいましたら

「いや。農薬は確実に味を悪くする」

だよね。いままでまわった農家で、「惜しいなあ、こんなに上手に作れるのにどうして農薬を使わない選択にいかないのかな」と思ったこと多数
作物にもよるのですが、農薬使わなくてもOKなものはけっこうあるのです
それでも使うのは、ちょっとでも多量に出荷したいという欲です

「味悪くなるよね」とわたし
「じゃあ肥料ふやす?」

園主は週に20字づめで20行以上しゃべらない人なんですけど

重い口を開いていいました


「動物性堆肥は、味を悪くするね」
「だね」


農薬をなるべく使わないようにしようという選択をする農家ほど、堆肥はけっこうな量を使うことが多い
これによってしばしば味が・・・・ちょっと落ちることになってしまう。もったいないこと

いちごについては、世界でも日本でもほとんどおいしくないといわれますが
たぶんあたりまえなんです


農薬と肥料で量をたくさん作ると
そのままお金になる果物だから
味に努力を向ける必要なし!



↑これがイチゴワールド

イチゴに限定した話ではないですが、これに、背を向けているいちご農家はあんまりいないです
なぜならイチゴはもともと、「儲けるための作物」に位置づけられてきた歴史があるから。

青い(白い)うちに収穫して、店で買われるまでに赤くなればいいので
未熟収穫があたりまえ。美味しさは演出するものであり、食味のよしあしは
ショウバイに影響なし

↑これがイチゴワールド

ところがウチときたらおこちゃまですよ

●美味しさ以外にとりえがない品種を選んでいる=栽培難易度が高く、収量の少ない品種
●農薬を定植後は使わない=量は減るけれど、味がよくなる
●堆肥も化成肥料も定植後は使わない=量が減るけれど、すっきりと豊かな味になる
●もちろん完熟収穫=収穫までの時間が長いほどB級品(キズモノ)になる可能性が高くなる

上記を満たしていれば、収量は少なくなります。あたりまえ。
価格は高くしないとね。(うん、それわかってる。でも本当はよくわかってない)。


いちごの苗の病になりやすさは、とほうもなくはてしもなく、とんでもないレベルです
私たちはこの難しさを前に、苦悩のさいはてに追いやられました
熊本で品種開発され、栽培がはじまって10年になる品種ですが、あるいちごの産地ではついにこの品種の栽培者がゼロになったと昨日ききました
海外出荷も遠くににらんで開発されたおいしさと強さを兼ね備えた品種なんですが
栽培のむずかしさ、というハードルが品種の知名度をあげることの障壁になってます
(障壁ときめるのはいかんですが)

私たちが同じ失敗をしないために、何をする?
前の繰り返しにならないために、新しいこころみは何?
変えるべきはなに?
園主はあれこれ(ないしょ)秘策を公開しました
それは

教えられたことを無視
常識も無視
でも
肌でつかんできた「これ誰もしてないけど、たぶんいける」
を実行

 
新しい装置にお金を使うこと今宵けっていしました
余裕ないけど、園主はきめてしまうのであった
難しいことにあたっていくのが好きなのは趣味なのか、性格なのか、DNAなのか


いちごの品種についてのさらに詳しい過去ブログはこちら


きのう、「イチゴ栽培に興味があるんですよね」と新規就農1年生に明るいさわやかな笑顔でいわれて
じごくへようこそ~」とこちらもサワヤカにお答えしました(笑)




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