太秋柿、ほんとに終わりました

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今年の太秋柿、きれいさっぱり終わりました

突然の注文再開にもかかわらず、全員、スルスルスルとお嫁入り先が決まっていきました
ありがとうございました!

無農薬の太秋柿のみ来年以降も続けるけど、低農薬の柿は今年限りでおしまい! 
と先月決めました
根性も体力も人力も1年間山のように注いで、そのほとんどが地に帰すなんてひどすぎる 
そろそろやめどきか?  そうかもね! と

無農薬の柿だけを作って、高いものしか売らないということですね
廉価版はやめる 私たちがしんどすぎるから
シンプル

だったのですが、そっちにも、だんだん気がのらなくなっていっている
理解ある方が多いので高くても買ってくださるのですが、なんだか落ち着かない
高額な柿しか売らないと決めることは、今後うちの柿とご縁がなくなる人が増えること
それって落ち着かない
たくさんの人にうれしい気持ち、おいしい幸せを届けたい,
が私たちの仕事する気持ちの原点だったっけ

とはいってもですよ、あの1000本ノックのような、階段2000段うさぎ跳び
みたいな超ハード袋がけを毎年重ねてこの結果
精神的な打撃は金銭的打撃の非ではありません

考えは毎日変わりますということを前提でいいますが、
最近最新の考えは、低農薬の柿も来年以降続けようかと・・・・

これまでと違う方法で

農薬はもっとちゃんとえらんで、量も回数も増やすことで続ける、という選択があります
専門家の意見を広く求めて、クスリを選抜していくこと


なにが正しいかは、絶対の答えがないですが
私たちにとっても、食べる人にとっても、もう少し楽しい方法を!

桃やぶどうとは、違う考えかたをもたないと、農薬削るだけでは
この場所において、太秋柿は、先に進まない が現時点の結論

時間を重ねていけば10年後には農薬なしでたわわに実る・・・・
というのは果実に関してかなりアバウトで信ぴょう性の低い神話です


当地は、台風の通り道で豪雨地帯で春先まで氷点下
地球の温暖化と寒冷化が同時進行で迫ってきます
この環境の負荷を農薬に助けてもらいたいということ これまでよりもっとしっかりと

農薬をなんとなくあいまいにしか使ってこなかった理由は
イメージで農薬=悪 としたいところが私たちにもあるんですよね
まるでダイオキシン=悪 みたいに(悪じゃないみたいですね)
農薬は、生活を豊かに安全にしているすべての薬剤と同じく文明の利器
薬剤があるから水や食品が安定供給され、ゴミや下水が処理され、機器や衣類が製造でき洗浄できる
そこに反論はないのに、農薬となるといちゃもんつけたくなるとこがあるんですよ~

桃やぶどうは、農薬を削っても育てられる。永久じゃないにせよまだ大丈夫

柿といちごのそれが難しいのは、品種のセレクトのせいが大きいのです

品種をかえることは何回も検討したし、これからもしていくと思いますが
品種選びは、「私たちはなんのために作物を作るか」の答えに切実にからんできます

品種開発は、つねに強化したい特性をテーマとして開発がすすめられます
だから
おいしさを求める方向を意図して進められた品種は、おいしさマル、病害虫への強さはバツ
病害虫に強い品種を求める方向で生み出された品種は、強さがマルでも、おいしさイマイチ
大雑把にいうとそういう極端さをもつものです

収穫量アップは経営安定につながりますから強さをもとめて品種を選ぶのが一般的です
スーパーなどで販売するならおいしさは外見に出ません。
「おいしそうに見える」だけでビジネスは成立する
最近の果物がおいしくないという声が大きいのは、おいしくなくても強い品種を農家が作るから
それと店舗での棚もちをよくするために未熟収穫することによると思われます

一方、私たちが大事にしているのは「おいしさ」
おいしさは、お客様が食べて感動してくださる大事な基準だと思っています

だから品種えらびに骨をおります
土地の風土にあっていて、おいしい品種。これがいちばんなのはわかってる
それを難しくしているのは、近年全世界的に変異が著しい気象条件です
慣行農法でさえ栽培が難しくなっているブランド作物は全国的に(おそらく全世界的に)いくつもあります

いっそ原種に近いもの、品種改良が大昔に行われたものにしてはどうか
これもひとつの考え方ですが
農家の庭先になっている柿を、お金をはらって取り寄せるかどうか・・・・
シンプルではないですよね~

「おいしい」を求めて殉教するわけにはいかない
わたしたちのハッピーは、果物にのせる大事な要素ですからね


それにしても太秋柿のハッピーは今年もみなさまのお心に届いたようでうれしかった!

ありがとうございます

次のイチゴも問題は山積です
愚痴をこうして言わせていただくことも増えましょうが
どうぞよろしくお願いいたします

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