農家で収入3000万円

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錦自然農園の場合
いちごや柿では召し上がったお客様の意見は、ほぼ100%好意的なものです

いちごや柿でお客様の意見が割れないのは、

おいしい品種を選んでいるからだと思います
ひのしずくは、いちごの中でもかなりおいしい品種
太秋柿のおいしさは、柿のなかでも群を抜いています

おいしさを極めるべく改良された品種を
いちごや柿で減農薬するのは大変です

どのくらい大変かというと、毎年、来年はやめると
決意を固めている、というくらい大変

「太秋」も毎年それをいってますが
ついに「ひのしずく」もそのゾーンに突入です
今季でやめそう

おいしい品種と、育てやすい品種は両立しません
ひのしずくと太秋の病虫害の弱さときたら・・・・


「おたくのいちごはおいしいから、病気に弱いのはあたりまえだがね」

道法さんにもいわれたけど・・・・
いちご専業じゃないわたしたちには、この弱さは致命的かも

いちごは、農薬をたっぷりつかってさえも、病気になりやすい作物です
だから日本各地で行われている品種改良のポイントは、たくさんとれること
病気に強いこと

耐病性がメインテーマでつくられた品種は、みごとにおいしくないそうです
おいしくなくても多くの場合問題ないからです

うちの近くのイチゴ農家の話
そこではうちで作っている『ひのしずく』やその他さがほのか、とか紅ほっぺとか作っているけど
来期はひのしずくの割合をへらすそう

理由は?

品種にかかわらず見た目で単価(=収入)が決まる

おいしいとかは全く反映されていない

ひのしずくはおいしいけど苗作りが難しい
それに比べて紅ほっぺは。。。

本当はおいしいもの作りたかばってん。。。



求められているのは、おいしそうに見えること

姿がきれい、育てやすい、多収量

この三点セットがそろった品種が農家をうるおわせ、
消費者が求めるものもソレ。
多収量(=安い)、きれい、大きい。
「おいしい」の入り込む余地がない

おいしくないとわかっていて、作られている、売られている
そういう世界がまわっています

桃に関して、だれもが認めるめちゃおいしい品種というのはないようです

専門家にいろいろと訊ねてみた結果です

新しい品種は常に生まれていますが、いちごの「ひのしずく」や柿の「太秋」のように
万全のおいしさ、はまだ生まれていない
梨には万全においしい品種があるそうです

おいしさは、品種の力で作られる、はほぼ事実ですが
おいしくない場合がなんのせいかは、正直なところ私たちには答えがありません

桃農家が

「桃で儲けることと、桃をおいしくつくることは両立しない」

と断言するのを聞いたことがありますが、梨ならできる、という意味だったかな、と今頃思います


農薬一回で桃を作るのがどれだけ難易度が高くても、おいしいといってくれる人がたくさんいても
農家はそれでは儲からない


あかつきを召し上がった方から、まずいからぜんぶ捨てました
と先日ご連絡をいただきました


アキラくんや園主としばしば話します。

大事なことはなんだろう、と


A 自分で食べてもまずいと思える品種を、大量にできるから、と選択し作り続ける農家
唐突ですが、年収3000万円

B ものすごくおいしいです、という声も、まずいから捨てましたという声もあるけど
お客様は親戚、くらいの気持ちで作ったものを送るのを楽しんでいる農家
実情は、自然条件に翻弄され、リスキーすぎて従業員がアンノンとできない農家

今、錦自然農園はB

Aに行きたいという気持ちはないですが


どちらを自分のおこさんに選択させたいですか


まずしい人に寄付もできるし、人を育てることもできるし、お金はあったほうがうれしいですよね


私たち、つくっているものに満足したことはないけど、
夕方のひとときに外に椅子だして、ビール飲んでるとき満ち足ります


農家が車つくる仕事や洋服つくる仕事や広告つくる仕事と何が違うか


農家5年生、学習中です


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