天然はちみつの販売を始めます☆

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こんなとこ登るわけ~? とカメラをもって見上げているのはわたし


蜂蜜というのが昔から好きでした
東京にいるとき特に愛好していたのは、シシリーのもの

花の香りがするような今思えば軽い食感で、
仕事のあいまに、ゴハンを食べ忘れて(集中するとすぐ忘れてました)
気がついたらフラフラになっている
そんなときに、はちみつのひとさじが、救いになったものでした


こちらでは山奥に蜂箱をしかけて、蜜をじか採取する人がとても多い
当家のしゅうとも、こちらにきてまもない頃は、山奥に仕掛けにいき、
一升瓶で多いときは年に5本くらいの蜜をとってたそうですが


「なんか、しらんが、どんどん入らんくなった そのうち、まったくとれんくなったんで止めた」


じゃあ、といらなくなった蜂箱をもらって、柿園の片隅においたりなんかしていた園主でしたが
そんな適当なことしたって入らない
山にもっていったってミツバチは入ってくれない

お友達にも蜂蜜採りたく、いろいろ試行錯誤している人は多いですが
うまくいっているという話はあまり聞かないのです


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崖っぷちにおいてあるのです 


そんななか、今月から来てもらっているガッキー(59)は
蜂蜜採りの名手


蜂蜜を採り始める前は、山野草の生産販売をなりわいにしていた時期があり
自然との付き合い方が名人級、のひとです

道法さんの剪定講習会を数日前やったときも
教えたことの飲み込みがよくて、ハサミの使い方もみごとで

通常、剪定になまじ経験があると、道法メソッドは頭に入っても体はなかなか動かないのに
と内心びっくりしてました


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人間の安全性より、蜂がここに蜜をたーめよ、と思ってくれることが大事


これはすごい人がはいってくれたね


と帰り道で道法さんも言ってました



大昔は自衛隊員だったこともあるそうで、頭に余計なゴタクがツマってない人に特有の風貌から察し

「鉄砲うつの上手だったでしょう」と聞くと
「はい、私はうまかったですね 匍匐前進なんかしながら的に当てるのとか」


表情もかえずにいうのでした


彼が蜂蜜を採取しはじめたのは、8年くらい前から

「ん、7年? 6年かな」とかなりあいまいですが

「周囲に何人もおったから はちみつをとりよる人が」

「じゃあ、教えてもらえたんですね」

「蜂蜜採る人は、ぜったいに教えてくれんね、何をきいても教えてくれん」


仕方ないので、本を読んだり、自分で試行錯誤したりしてやり方をひとつずつ身につけていったそうです
二年くらいはそれほどでもなかったけど

根が凝り性で、追求するととことん、というタイプ(とお見受けします)だけに、

あっというまに周りの人が売ってくれというようになり、店舗で売るようになり、
蜂に精通していった過程の副産物として、スズメバチ巣の駆除までエキスパートになり、いまも役所に頼まれると
仕事として古い家の屋根裏に潜む巨大なスズメバチの巣を駆除したりするんだそうです


ガッキーはハンター系、園主は育てる系で、共通している何かがあると思えてしかたないですが
それがなにかわかりません


今日は仕事のあいまに、うちの近所にも仕込んでいるという蜂の箱を見に行きました


家からそう遠くはないのですが、
とにかくこんな危険なとこ入ったことない、というくらい険しい崖をのぼったり降りたり

「こういう場所に巣箱せおっていくのは大変ですね」

「大変ですよ でもこういう場所じゃないと蜂は入ってくれんからね」


10分かそこら滞在しただけですが、その間にも何十匹という蜂が足に花粉の黄色いのをつけて
木箱の中にはいっていきます


見渡す景観のなかに花など見えません。ただただ新緑、木、コケ、しだ、岩、そればかり


「蜂って、ニンゲンには見えないような小さい花でもみつけてくるから、冬でも蜜をとれるんですってね」

しったかぶりでちょっといってみる

「これから温かくなっていくと、何百という蜂が目の前で箱の中に入っていきますよ」

蜂の巣箱は毎年中をきれいにして、中に虫やそのたの生物が蜂のおうちをおびやかすのを防ぐそう

「毎年きれいにするって、水であらうってことですか? 洗剤とかつけて?」


バカなことを堂々ときくのは、取材仕事してたときから私の十八番


「水は使いません 私はバーナーで焼きます。カビとかもとれるし、殺菌もできる」


おお、なんとあたまいい~

「それも本にかいてあったんですか?」

「いや、自分で」

確かに巣箱をいちいち持ち帰るわけじゃなし、自由が制限された危険な場所でもできること
蜂が嫌わない環境をたもつこと
それを考えればできることはいくつもない

こういう問題解決力が自然とつきあうリョクの根幹かと
最近とみに思います


傾斜角度60度に迫るような場所をよじのぼる経験は、
最近してなかったので、ドキドキします(たのしくて)
野イチゴ摘みにいくときは、これに近いです


先頭きって昇っていくガッキーも楽しそう

「山が好きだから最初の頃はしょっちゅう巣箱をみまわりよりました」

「どれくらいのしょっちゅう?」

「一週間に2回とか3回とか」


うわ~~~
深山に分け入って崖を降りたり昇ったりの、すごい場所ばかりですよ
車降りてからの道が長い、という場所もいっぱい

そんなにしょっちゅういって何をするかというと


「蜂が蜂箱をみつけやすいように、あたりをきれいにしたり、草や木をはらったり」

なるほど

今は頻度こそ前ほどではないけど、やはり足しげく見回りをして、
蜂が気持ちよくそこにいきたくなる環境をつくってあげているようです


朝日が入るような場所がいい場所でもあるし
うしろに崖などのしっかりした壁面があるのもいい場所だし
そういう条件を満たさないけど、蜂はわんさか入ってくれるという場所もあり

なにが蜂にとってよいことか、マニュアルはあってないようなもの
みたいです


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気持ちいいね~ なんて余裕が生まれる余地がない危険地帯




「8年前から比べて、蜂が減ったって感じますか?」

「いや~~~どっちかというと増えたかな(笑)」

「それは技術が向上したからってことでしょうね。でも世間では減ってるそうですけど
なんでだと思います?」


即答で出てきた答えは、これまできいたこともなかったことでした


「最近空が電波だらけでしょう ネットとか携帯とかで。 そのせいで蜂の帰巣本能がやられとるとじゃなかかなあと思いますねえ」

「鳩はどうですか」

彼は鳩もマニアで、鳩を飼ってイベントで鳩を飛ばしたりするショウバイをしていたこともあるのです


「同じです 鳩もかえってこれんようになったのが増えたってきいたことがあります」


鳩にしても蜂にしても、自然の中に存在する微妙で精妙な電波的なもの、波動的なものをつかまえて
自分のいくべき方向を判断している
鳩も蜂も、そういえば2000年以降急激に進んでいる地軸のずれによる磁場の変化で
影響を受けているという説がありました
これは、おおいにありそうだと思っていました
蜂に視力はほぼないそうですが、嗅覚は犬なみにすごいとか



明日は別の山にいきまして、蜂蜜を採取する予定です

そこは昭くんがロッククライミングの場所としてめぼしをつけていた場所でもあったそうで
めったやたらに入り込めないような不便で危険きわまりない場所のようです


採取しました蜂蜜は、ろ過の工程をへて瓶詰めにして、販売します


何年も前から採っているので、在庫はいっぱいありますが
まずは、


とりたて  

ってやつ、興味ないですか?

加熱はいっさいしません

天然の天然です



日本で手にはいる蜂蜜のなかで、日本でとれるものは1割にみたないそうで
あとはみんな輸入品


1割の国産も、シロップ(人工甘味料?)を混ぜたりして嵩を増やすなど、どうどうの不正が行われていると
ガッキーが怒っていました
食べてもわからないし、精密に検査をしてはじめてわかる世界だそうです


日本で手に入る1%よりもっともーーっと少ないはちみつが
こうして山の中で
山のエッセンスともいうべき天然、自然の蜜として集められています


はちが何往復もして足につけてきたみつを、
巣箱のなかで、ハニカムといわれる巣につけて
そこで1年近くまたはもっと長く、あるいはもっと少なく蓄積していたものを


わたしたちが

ゆっくりゆっくり巣からタラタラ、瓶におとして、いくわけです
 

1匹のみつばちの一生分のお仕事がスプーンにのせれば1杯分だとか
贅沢すぎてどこか背徳的な気分さえかんじながら口に運ぶと

まず香り 
おいしさが単純じゃない
いろんな花が入っているのは当然ですが、いろんな味わいが重層的で
まったく山の精髄を食べてる、精そのものって気がします

おとなの贅沢とはこういうことでしょうか


明日の採取の模様は動画におさめて皆様にみていただけるようにしよう、なんて思ってますが
なんせ、命知らずの危険地帯にしか蜂箱は設置しないガッキー

だからこそ足に蜜をしたたらせた何百匹というハチが
目の前で箱の中に入ってくれるのでしょうけれど

予定どおりいくのかどうなのか



ぽち

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ハニー?






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