愛から仕事するか怒りから仕事するか

東京に4年ぶりにいってきました

二泊三日で
ひとりで


めっちゃ忙しいこの時期によくぞいった と思います
日曜朝のミーティングでは

「今、これとこれが遅れているから、ちょっと時間の使いかたを考えてスピードアップしよう」

なんて昭君と園主に話した舌の根も乾かぬうちに・・・・


仕事もプライベートもやたらと忙しい&ストレスフルな30代の数年間、
仕事のあと、ちょっと飲んでゆるっとしてから帰るための、まるで居間のように使っていたバーが外苑前にありました

そのバーが

東京五輪が決まったことで再開発の波に洗われること決定
年度のおわり閉店
と知ったのが日曜になってすぐの夜中。

ケチケチ消費生活なウチヌノ家にしては暴挙にもほどがある決断だね、
と園主がいわなかったのものですから
しゅうとめたちには、何とかいっといてね、と言い残して農家ヨメは
BARで星子をのむために、月曜早朝発の飛行機に飛び乗りました


とはいうものの


4年ぶりですもの
できたらお友達とつもる話もしたい

友人たちの多くはパワフルに働いているクリエイター系。忙しいのはよくわかってます
「東京さいくだ、あってくれ」なんて急にいったって、無理よねえ

半ばあきらめながら、連絡をとってみましたら
多くの人が「今日じゃなかったらダメだった」「今日だけ仕事いれてなかったの」
という超絶のタイミングで


一日目 10人 二日目9人 三日目1人・・・
にあったという結末

仕事でもこんなスケジュールはめったにないという過密時間割がごくごく自然のなりゆきでできあがりました
バーでは会う約束もしてなかったけど偶然、
錦自然農園の天然果実のジャムのラベルデザインをしてくれたアートディレクター氏とも4年ぶりの再会


会うべき人たちに
超のつく絶妙タイミングで会い続けているという充実感で心がドクドクしっぱなしの三日間でした


日常で「東京いきたいなー」なんて思ったことがこの4年なかったのですけど
まるで脚本のないドラマを私だけのために、見せてもらってるとかんじるほどの面白いくも深い時間が毎日続きました


最後に時間をとっていただいたのは、とってもお世話になった出版プロデューサの山本さんの奥様
海の近くの町にあるおうちにうかがい、お焼香をさせていただきました


「えみこはヘンなやつなんだよ、といつもいって、面白がってました」

「私が担当していたインタビューページで初めてインタビュアー役だったマーシャ・クラッカワーさんのご自宅に行くために、経堂駅で待ち合わせしたら、私は何を思い込んだか別の私鉄の駅で待っていて、D通の営業の人たちもいっぱいたのに、しょっぱなから間違いの多いボケ編集者とわかってもらえました。山本さんはどうやってその場をつくろったのか怖くて聞けませんでした(笑)」

「きっちりした仕事をする人ばかりだった前の編集部とちがって、あそこはおもしろい人ばかり集まっていたから、オレは何にも心配する必要がないんだなんていってました」

「あのコロはまだ30代前半で子供だったからわかってなかったけど、うしろでちゃんと支えてくれる山本さんがいたから、私たち怖がることもなく、へんなことをおもしろがってやれたんですよ。いま私、山本さんの年に近いけど、あんな仕事の仕方はいまだにできてません」


泣いたり笑ったり忙しく、ずっと話していたかった

山本さんのお嬢さんは山本頼子さんというアーチスト
私は彼女の作品が大好き
家には彼女の作品がいっぱいあります

たまに上野の美術館にいくと壁にかかっている頼子さんの絵にばったりと出会ってしまうし
銀座にいけばデパートで展覧会が開かれているところにゆきあう、新聞を開くと彼女を紹介する記事をみつけてしまう

探さなくても、彼女の絵がわたしの目の前にある。偶然とは片づけられないほどの頻度で。
そんな一時期がありました。後にも先にも、こんなご縁のあるアーチストはほかにいません


二日目は錦自然農園のお客様に会いに、吉祥寺のギャラリーフェブを訪ねました。

知る人ぞ知る人気ギャラリー
ウチのお客様にもファンがいっぱいいます

連れてってくれたのはフードライターで編集者の北村さん
おいしいものをみつけると送りあうという関係だった北村さんが
フェブを運営する引田かおりさんにうちのモモを送ったことがあり、
それを食べてすぐ引田家は、うちの果物をご愛顧くださるようになりました


引田さんご夫婦に感謝してもしきれないことは、ご夫婦(カーリン&ターセン)のおすすめで
試しにうちのフルーツを買ってくださった方がたくさんいること

それだけじゃなく、引田さんつながりのお客様には私たちが求めてやまなかった「特長」があるのです

作物は自然の一部、ということをちゃんとわかってくださってるってことです

ほんとに果物を通じて心をつないでもらっている、と感じるような
うれしくてありがたい応援をしてくださるかたが多いのです

別にわたしは引田さんつながりです、と自己紹介されるわけではないのですが
聞いてみるとそうだったということが多くて、いつかちゃんとお礼がいいたいね、と話してたのです

やっと実現した対面では、話が途切れることなく、やっぱりハートがドクドクするような会話が続きました

なんの話からだったから、「好きなことを好きなようにしてるだけだから」

と話すカーリンに

「好きなことしかしないから、と今と同じセリフをと言いながら
ちょっと辛そうに見える友人がいるんだけど、好きなことだけして
幸せになれるひとと、そうならない人はどういう違いでできるのだと思いますか」

と聞いてみましたら

「愛から仕事するか、怒りから仕事するかってことじゃないかな
 私は愛からしか仕事しないから」


怒りから仕事するとは、


だれかのせいとか、時代のせいとか自分以外の何かへの怒りにつかまっている仕事とか
自分は正しい、あっちは間違っているというような線引きから生まれる仕事とか
論争や力で相手のことをときふせるような仕事の仕方とか

いろいろあるかもしれません


この言葉をきくために東京きたかな、と思ったのは、一日めのお茶をご一緒した方が発したこんな言葉。


錦自然農園の名前についている「自然」がどういう意味なのか
「自然農園」ってどうして名乗っているのか、
お客さんに伝わってないかもしれないよ 



伝わってないなら伝えなくては。

果物にも語ってもらうけど、
私も語りましょう

ちょっと時間をかけて言葉で語るほう、私がします

おもしろいのは、その時間以降、会い続ける友人たちとの時間がいろんな方向から、うちが名前に掲げている「自然」の意味ってどういうことか、ってことへの理解や考えを深めてくれてると感じる時間の連続だったこと。


ぜーーーんぶ、つながってる

オリンピックが東京で開催されることから始まって、細い糸がつぎつぎにつながって
わたしは今日、園主に


「だってくだものが、ほんとにおいしいんだもん、って言われたよ」


との言葉をお土産に帰ってきたというわけです


錦自然農園の「自然」とは、宇宙であり、秩序であり、ダンスであり、音楽であり、未来であり、過去であり・・・・

何をいっているのかわかりませんね

少し時間かかるかもしれませんが必ず☆☆



ぽちりんぐ

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