ミツバチといちご

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宮崎県えびの市の増田養蜂さんが


「蜂のようすを見に来たよ」と、本日、来園されました

実は最近、ハチのことで疑問、質問がたまっていて、増田さんに電話しようかと思ってましたので
現れたお姿を見てホントにびっくり!!


増田さんは、この道50年のベテラン養蜂家
イチゴと桃の受粉に欠かせないミツバチを、当園では毎年増田さんから蜂の巣箱ごとお借りします

「もうね、日本中の養蜂屋が悲鳴をあげとるよ」

何のおはなし?

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「農薬の使いすぎ。いちごなんか3000倍よ。EUの基準の。
ポストハーベストが怖い、とかいうけど、ポストハーベストくらいじゃ日本の基準に追いつかんからね」

増田さんの話は、いきなり核心にダイブします

「日本の農作物には安全神話があるからね。国産ですっていえば、安全みたいに。
実際は外国のもののほうがよっぽど安全。

日本の90%以上の農家はとにかくたくさん作れば、お金になるいうて
自分では食べんもの、たくさん作ることしか考えん

おいしくないから農家は自分で作ったもんを食べんやろう。

俺なんか、うちの蜂蜜ばかすか食べる。

糖尿病になりそうだ(笑)」


私たちも食べます

桃は食べ過ぎて太るくらい
柿とぶどうは、お客さんに送るのたりないくらいで、ちょっと食べる程度ですが
いちごは・・・・

最初のうちはお客さんに送るのが優先で、自分たちの食べる分がほとんどなかったのだけど
最近は、変形果実が多すぎて、お客さんに送れないもの多く、ようやく自分たちも
食べられるようになりました


「変形果がものすごく多いんですよ!」


そうこれが言いたかった。聞きたかった。


増田さんは言います


「それはどこも同じ。どこのイチゴ園も今年は奇形果が多いという。
品種にもよるけど、おたくの品種は奇形になりやすい。

いくつかの品種を作るとこなんかは、見比べると品種ではっきりと違うよ
奇形果の多い少ないが。」



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「今年、特に多いですけど、原因はなんですか」


「これだけ日照時間が少なくて曇りの日ばっかりやったらミツバチは活動せんから。

みつばちは目が見えんからね。紫外線を感じて、それで活動する。

気温も大事やけど、太陽がでとることが大事」


「そうなんですか。うちはボイラー焚かんので、寒いから、だからミツバチが活動せんのかと」

「それもあるよ。12℃から22℃くらいがみつばちは受粉する。あんまり寒いと花に花粉があっても受粉能力がないということもある」

「みつばちが減ってるせいじゃないかと心配してるんですが」

「うちぬのさんとこでみつばちがへるなら、日本中のいちご園からみつばちは消えとる」


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増田さんによると、みつばちを大事にする農家が球磨には多いそうです

みつばちを大事にしない農家とは?


「雨もふらんハウスのなかで、土に農薬うめこんだら、何ヶ月も害虫から守られるかもしれんけど、

それは根をつたって、実にいくんやから。

アブラムシもたべんものを蜂だって食べんということ。

農薬の使い方をもっとみつばちのこと考えた使い方にせんと、ほんとに困ることになる

くだものだけじゃなく、蜂の受粉が必要な作物はいっぱいある

畑の中だけ農薬使わないならいいってわけじゃない

稲だって強いの使うし、それがあぜ道にふりかかって、あぜ道に咲いた花についたミツバチが

ハウスの中に入ってくる 

最近も役所にいってきたけど、JAがもう少し農薬の使い方をかえるように指導しないとな

俺たちがいうと、小言みたいになるから、だれもいうこと聞かん」


ミツバチがいなくなることが、未来の農業に、食糧事情にどれだけ大きな影響があるか
本気で訴える識者が必要だと増田さんは言います

原発問題でも小泉さんがいうと広がり方が違う、というようなことでしょう

いちごのハウスの中においた蜂箱を順にチェックしていただきました

「大丈夫、減ってない」

ときいて、安心

でも正確には減ります。ミツバチの寿命で死んでいくものは日々あり、新しい生命はハウスのなかでは生まれない
外で受精にひつような種類のたんぱく質を摂取してこないといけないそうで
たまにハウスの外に巣箱を出すことは、いちごのためにも、ハチのためにもよいそう


これから先、春に向けて晴天が増えていくので、もうハチの活動が少ないために奇形が増える時期は
こないと思います

今奇形が多くてなかなか送れない時期になっているのは「ちびちゃんいちご」です




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