「何のために仕事するか」中村文昭さんの講演会

2014Jan18_2.jpg
うちのチビコロじゃがいもと、カブと、牛の軟骨でつくった園主のカレー。めちゃめちゃおいしかった!


先日、知人が主催する講演会が鹿児島の伊佐でおこなわれ、
友人を誘っていってきました

どんな話をする人なのか、そのひとに関する前知識はゼロにしていきました

熊本にきてからこっち、出会いがしらのイベントはたいてい「大当たり」なので
何も知らないのに、友人を誘いまくり、無謀にも絶対面白いよとまで言って出かけてみたら

本当におもしろかった

中村文昭さんという45歳の、講演を職業とするひと

年間300回以上の講演を10年以上にわたり、
小中高校や、少年院や、企業や、商工会や、医師会や、お坊さんの団体や
いろんな人を相手にしゃべってきたそうで
しゃべりの熱の高さ、聴衆を引き込む話術以上の話のおもしろさに
圧倒されて帰って来ました
一緒にいったみんなは大満足で、誘ってよかったとほっとしました

誘ったけど、仕事があっていけなかった友人に「どんな話していた?」
と翌日聞かれました

かいつまんで話したら

「それ、えみちゃんがいつも私にいってることと同じ」と笑われました

何を私は言ったのかなと、目をぱちくり
説明されて、ああ、そうだったねえ、と気づきました


言葉は中村さんほど、わかりよくキャッチーじゃないんですが
わたしはずっと、「なんのために仕事するか」がわからないと仕事できないと友人にいってたのです
中村さんも、それを考えて勉強しろ、働け、それがしっかりできていれば
必ずうまくいく、成功する(いろんな意味で)と話していました


わたしは31歳で独立して、フリー編集者&ライターになったのですが
1年もたたないうちに、壁にごーんとぶつかりました
仕事は忙しく、おもしろかったけど、それだけじゃこんなに仕事ばかりで一日が埋め尽くされている暮らし、
続かないときがつきました


何のために仕事するか、目的がほしい
病気の親とか子供がいるとか、働く理由が明快にある人がうらやましいと思いました

目的がないと、意味がないと、お金稼ぐだけじゃ今にあきてしまう
そんなふうに思ってました

考えてもわからないので、人に会うたびに、「なんのために働いてるの」と聞きまくりました

「そんなこといえるやつはいいよな。おれは妻子をくわせるために働いてるんだよ。
子供学校やるために働いてるんだよ、そんなこといえて優雅でいいよなあ」

いやみをてんこもりに盛り上げてそういってくれた友人もいましたが
私はほんとうに知りたかったので、怒られてもむくれられても、へこみもせず聞き続けました
でも誰も働く理由をもっていませんでした


数ヶ月たって、部屋でよる寝てるときに、突然こたえが飛び込んできました

「わたしは病気で入院してる人が、私の書いたものを待合室でも、病室で誰かもってきた雑誌かなにかででも
たまたま読んで、それで元気になるもの、早く元気になろうと思えるものをかく」

なんで病気とか出てくるのかと思いますが、まあ、そういう言葉がほんとにばーんときたのです
それから、ずっとそう思う気持ちが心のまんなかにあり、それを柱に仕事してきました
でもそれから10年以上がたち、

それが消えていこうとしているのを自覚しました
少なくとも自分はすでに前ほど、文字で人を元気にできるとしんじてない

でもこれしかやってきてないしやめるには勇気も理由もないしなあ


そんなことを思っていたら、突然のハプニング的出会いによって、熊本移住の道がひらかれ、
うそみたいに、あれほど好きだった仕事をすんなりとやめてました


文章で仕事してたときの目的は、
くだものに引き継がれました


食べた人がしあわせになるものをお届けしよう


それをここにきた初年度から、夫婦会議のたびに確認しあってきました


なんのためにやってんの?
これの答えがあるからこそ、リスクたっぷりの栽培方法をやってられるとおもいます


だけど
園主があまり頑固にリスクにまっこうからぶつかっていき、果物のおいしさをウチの経済の安全より優先するので、
うううう~と思うことがあります

文句はありませぬ
農業は続けてなんぼ、モットーや理念のためにやってるのではない
というのががっしり彼の根っこにあるのは知ってますので


いつもありがとうございます


にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト