自然農と無農薬と

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ご近所のひとが話していったこと



「農薬使わないほうがそりゃいいにきまってるけど、
 農家はそれじゃあ生活できないでしょ」とそのひと


それは生活できるという生活レベルをどこに設定するかで変わるし、
一概にいうのは難しい問題なんですが


わたし「生活できないかどうかより、農薬使わない農業をすすめている有名農家は、
たいてい兼業農家なんだよね
なのにそこんとこ語らないで、理想を語る、生活はなんとかなりますという
そこの部分を、なんだかねーと思う農家は多いみたい」

友人「でも新規ではじめるひとはそう思わない。
東京からきて農業はじめるひと、有機とか無農薬とか必ずいうけど、本気で農業しないでしょ」

わたし「都会から来て農業はじめる人で、農業経営すること考えている人少ないね」

友人「農業は趣味か」

わたし「それを否定していたらますます農業に入ってくる人はいなくなると思うけど」

友人「国が助成金出してる間にもっと頑張れっていいたくなるよ」



数年前に関東のある農家がいったことが忘れられません


「農業をトヨタにしたい。農業はもうからなくて当たり前っていう思い込みは崩したい
車ばっかり輸出してたら日本はだめになる
農業はもうかるという前例をいっぱいつくれば、能力とやる気のあるのがこっちにくる
都会の仕事でダメなんで農業にきたっていうのはそもそも無理だから(笑)」


「無農薬でというお客さんがいるからそういうのもつくるけど、そんなのばかり作っても
量ができない それじゃ農業はトヨタになれないだけじゃなく、農業が消えていく」


農業をトヨタにするとは、輸出産業として確立できる質と量の確立という意味でしたが


日本のように狭い国土では収益率が重要

日本、韓国、オランダの共通点は国土も農地も狭い、ゆえに農薬をよく使う

農業のトヨタ化はオランダはけっこうできているようにみえます
(お花は重要な輸出品だし)


でもいま実際に農の現場にいると、その方面で栄えていくのを面白がれるひとと
そんなのつまんない、と思う人に二分されるのはわかります

うちはたぶん「つまんない」派だな

農業は大規模化がないと設備投資がしにくいし
設備投資できないと、労働と収益のバランスがとりづらい
どこかで規模を拡張してそれにともなうリスクを負わないと
バイト生活から抜けられない

わたしはかつて園主に「バイト禁止」を言い渡し
そこから園主は白髪をいっきに増やしたけど
最後は草でも食べる、という気持ちで
設備にお金を使いました
(よそより少ないけど)


カフェをしたいという人と自然農、オーガニック農をしている人には
よく見受けられる共通点があり

「儲からなくてもいい」

という

でも儲かろうとして儲かるわけじゃなく、存続するための経費分をなんとか稼ぎつつしのぐのが
カフェであり、農家であり、ほとんどの産業ですなんですよね


儲かろうという意思は、経営を健全化させるために、最低必要なんですよね



誰かにしゃべったなあ


上記の友人には、
最後の収穫の柿を差し上げる予定だったのでした(きず柿ではありますが)

ところが直前にお客様から「柿をおくって」という電話があり、
友人のために箱詰めをすましていたそれをお送りすることにしました

お電話くださった方のご子息が、化学物質過敏症であられて
うちの減農薬の柿がぎりぎりセーフで
再注文してくださっていること・・・・
それを聞くと、友人に渡すことをもうすでに予告までしていたけど
迷ったけど、お客様に「送ります」といいました


もっと無農薬の柿がいっぱいできればよかったと思います


道法さんがいっている「農薬肥料使わないほうが、おいしい、収量あがる」は
米やかんきつ類では実現されているみたい


うちのフルーツはまだですが



いつかできるようになるのを夢見ているわけではなく
クロともシロともいえないとこでやってます

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