がん治療をめぐる本当の真っ黒な闇 ①

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先月から病院に通い、抗がん剤をはじめとする薬の服用を1年半ぶりに再開。
なにが変わったって生活の質が劇的に上がりました。
仕事ができるし、自分で高速飛ばしてドライブできるし、何よりごはんが美味しいから
動ける、笑える、遊びにいける!

痛みと貧血が日増しにひどくなるのを自然療法でなんとかしようとさまざまな努力をしました。
何をやっても効果がでないのに、病院という選択肢にだけはたどり着けなかったのは、

術後補完療法という抗がん剤治療を1年半前に受けたら
副作用があまりにひどくて途中でやめた経緯から
じぶんには、薬が向かないのだと、思い込んでいたから。

でもそうじゃなかった。いろんなことを誤解していた。
この一ヶ月で急速にたくさんのことがわかりました。
何でこれまで誤解していたのかも含め、かいつまんでお知らせします。


「おじいちゃんは抗がん剤治療を受けなかった
おかげで、眠るように穏やかに亡くなりました」の間違い



抗がん剤治療を受けると死ぬまで苦しむという風説は、けっこう強固なものがあり、
いたるところでお目にかかります。
抗がん剤を受けなければ、末期が楽なのだとか。

実は私が抗がん剤を再開するにあたって、心配したのもここでした。
主治医の腫瘍内科医・押川勝太郎先生に聞いてみました。

「関係ありません。抗がん剤治療受けなければ延命できないというそれだけです」

何をいってんのか、わからない、という顔です。

「死ぬ間際には抗がん剤治療をしてはいけないというルールがあります。
医師がルールをあえて破るときは、家族や本人の強い希望があって続行するときです。
そのせいで最期まで苦しんだといえることはあるかもしれません。

痛みは薬で抑えることができるし、
それでも効かないときは意識をぼんやりさせるほうで処方しますから
死ぬ間際に患者が痛みで苦しむことはない。

たまに、譫妄状態に陥った患者さんが苦痛を訴えることがありますが、
本当に苦痛があるから言ってるわけではないことが多いんです。
それは専門医が判断できます。
あと、ときに患者の家族が、病気や死を受け入れられず、
意識をぼんやりさせるのを拒否することがあり、
そのために患者さんが無用に苦しまれたケースはあります」

抗がん剤と最期が苦しいかどうかは、因果関係がないという結論です。


抗がん剤は、十年あれば隔世の進化を遂げる
「母が抗がん剤で苦しんだから私はしない」の間違い



私の受けている抗がん剤は、吐き気や極度の下痢という副作用の可能性があります。
幸い、今のところ私にはどちらもない。

「吐き気は、脱毛と並んで最も有名な副作用ですから、
吐き気を抑える薬の開発がこの十年でものすごく進んだんです。
さまざまな方向から、吐き気を感じさせない薬を処方します。
ドラマや映画で吐き気で苦しむ患者の姿がなにかと描かれてますけどね、
あれは古いんです、もう」

下痢も、治療を受ける前に押川先生から聞いた話で、かなり身構えていましたが、
強烈にくることもあると聞いた下痢の副作用、ほぼありません。

「ウチヌノさんが使っている薬は、『悪魔の薬』と十年前、週刊誌に書かれました。
たくさんの人が副作用の下痢で亡くなったんです。腸閉塞で亡くなる人も多かったです。
その後、下痢を止める画期的な薬が開発されて、この薬は今のように使えるものになりました」

「新しい薬って怖いんですね」

「怖いですよ。治験はそれでもいい、っていう人が受けるんですよ」

薬は常に進化している。薬の使いかたが誤っていた、と数年の後にわかることもあるそう。

新薬の開発には、膨大な時間と大量の治験対象者の数と、それに必要な莫大なお金がかかる。
認可が出るかどうかは、効果があるかどうかはもちろんですが、副作用の問題も大きいよう。

そうやって一年一年、がん治療が牛歩の歩みで進化し続けているおかげで
2018年の患者である私は、安楽に暮らせています。


抗がん剤は苦しいものだ、という間違い


「最初のときも、オキサリプラチンを8割にしていたら、
そんなにきつくなかったんじゃないかと思うんですよね」

とある日、押川先生に言われました。

前回は1週間も抗がん剤をガマンできなかった私ですが、
規定量百%がキツイなら、耐えられる量まで減らしてみればよかったのに、いう意味です。
8割に減らすくらいはどんな頑迷な医師でも受け入れるはず。
ルールで決められているそうですから。

私は薬によって、70~100%のばらつきがある処方をしてもらっています。
副作用がないのは、そのせいも多いにあるし、
前の副作用の何がイヤだったかとか、押川先生と話し合う時間をもって今回の薬を決定したのもよかった。

「抗がん剤の第一目標は治療効果ではなく、『副作用対策』です。
きつくないようにその人に合った抗がん剤の調節を行った上で、
治療効果からがん症状緩和を狙うものです」

押川先生がしばしば言うのは、「副作用をガマンしすぎるのはよくない」です。
なぜなら、ガマンは続かないから。
とにかく投薬を続けることがだいじ。
効果を見ながら、薬を調整しながら、治療を続けられたら、
「抗がん剤でがんが治ることはないです」が、
「じわじわと延命の時間をのばしていき、判定勝ちに持ち込むことができます」

判定勝ちに持ち込むために、どういう薬をどういう量でどういうタイミングで処方するかが
腫瘍内科医の腕のみせどころでしょうか?


医者は性格が悪いから不親切、という間違い


押川先生の勤務先は宮崎県にあるベッド数百床ほどの小規模な病院。
私は熊本県で、大病院を三軒まわったあとで、この病院にたどり着きました。

やっと全幅の信頼をおける医師に出会えたと喜ぶ私は、
これまでの病院のワルクチをちょこちょこと機会あるごとしゃべったような気がします。
押川先生はもう聞き飽きているのでしょう。
全国に噴出する医者への不満に対し、彼がいつも言ってるであろうことを言われました。

「医者も会社員と同じです。時間内にどれだけ仕事をし、売上を作れるかでやっています。
面倒なことを言う患者には、あえていやな態度で病院を変えようと思わせる医者もいますよ」

(私、それをやられたかも!)

「日本に腫瘍内科医は1000人くらいしかいません。まったく足りないんです。
外科医が手術のあいまに抗がん剤を処方しているのがほとんどです。
時間がないから、一人ひとりにあった処方ができないんです」

「医者の対応に問題があるのは事実で、問題提議はされていますが、
解決を待っているよりも、患者が変わったほうが早い。

医者とのコミュニケーション法を書いた本も出ていますのでそれを読み、
じぶんの日々の記録をつけて受診時に提出し、意見を聞くなどして、
この患者は他の患者と違う対応をしなければいけないと思わせるんです。

飲んでいる薬の名前を全部覚えること、記録をつけることは基本中の基本です。
『先生にお任せします』は禁句です。
患者または家族がじぶんで考える姿勢がないと、どんな医師が相手でも、いい医療は受けられません」

「アメリカでは日本のように医師に対する不満が少ない。
なぜなら医療費が高いから、患者側も不満のある病院や医師を容赦しないんです。
当然、治療への参加意識が高いし、気に入らないならすぐ変えます。

医療費が高すぎてお金が払えない人は、医師に処方箋を書いてもらったらお金がかかるから
抗がん剤の名前を教えてもらって、それを薬局でじぶんで買って、じぶんで計って飲みます。
アメリカでは抗がん剤は、誰でも、町の薬局で買えるんです」


「アメリカでは抗がん剤を使わない」
「日本のがん死亡率は上昇し続けている」という間違い



アメリカで抗がん剤を薬局で買えるというのに、
アメリカでは抗がん剤を使わない、FDAは抗がん剤の使用を禁じている、
日本は抗がん剤の使用を製薬会社から押し付けられている
という話を信じている人がたくさんいます。
抗がん剤を使うから、
日本のがん死亡率は先進国のなかで唯一上昇し続けているという風説まであるそうです。


「アメリカで抗がん剤は使われていない」という嘘について」

「日本のがん死亡率は先進国のなかで唯一上昇している」の嘘 」



抗がん剤は、苦しい
抗がん剤は、患者を不幸にするだけ
抗がん剤は、陰謀により押し付けられている・・・・・・・・・・

どうしてこんな話が、ものすごい勢いで流布してしまったのでしょう。
ほとんど、狂信者のように信じている人もいます。

この一ヶ月で、理由がわかってしまいました。
そんなのあたりまえでしょ、今まで気づいてなかったの?
という人もいっぱいいると思いますが、
私のように、どうして「抗がん剤=悪」が広まったのかを知らない人もいると思うので、
次に書きます。



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自然療法1本からから抗がん剤治療との2本立てに ②

ここからオチなのですが

近所の病院で、
抗がん剤治療を受けると決めて、担当医や薬剤師と面談したけっか、
私の前回の抗がん剤での劇症の反応から、似たような状況は、薬剤を変えても
繰り返される可能性が高いことが指摘されました。

さらに、前回私を泣かせた「味覚障害」は、今回も高い確率でやってくるらしく、
治療は、もし薬と私の相性があい、服用を続けられるのなら
半永久的に続くとわかりました。

A 生きるための大きな可能性を捨てる
B 口福をあきらめた人生を選ぶ

わたしに突きつけられたのは、この二者択一です。


抗がん剤治療はせず、これまで通り、標準治療以外の方法を模索していくことにきめました。
Aにしたわけですね。
がっかりし、ほっとしました。

がっかりした理由は、自然療法だけで効果をえるのが難しいと実感し、
標準治療と同時進行でできることに期待をしていたから。

ほっとした理由は、副作用(特に味覚障害)を心配しなくてよくなったこと。

どっちでも選べる環境に、夫に感謝。手伝ってくれる方々、支えてくださるお客様たち、友人たち、家族たちに感謝しました。


さて、
これを書いて数週間後、
またもや
急展開しました。



Bにしました。Bといっても、味覚障害が出にくい抗がん剤治療をすることになりました。
宮崎の病院で。


家から遠いし、他県まで行くにしては知名度の低い病院です。


なぜそこなのかというと、そこに、主治医として信頼して一緒に二人三脚していきたい、
(夫もいれると、三人四脚)していきたい腫瘍内科医がいたから。


先生の名前をO医師としておきます。
O医師は、SNSで知り合いました。

非常勤の腫瘍内科医として、宮崎と北海道を行き来しながら、
ボランティアでがん患者の相談会を東京と宮崎で毎月開き、本を書き、ブログやメルマガで発信を続けています。

大病院では収まりきれない、漫画の「岳」か「ブルージャイアント」に出てきそうな、
枠はじぶんで作るというタイプの医師。
私の人生は、出会い運だけがあると思っていましたが、やはりあるなあ・・・・・


O医師とメールのやりとりをするようになって数日後、
彼に体の相談をメールでしたところ、
「今日病院に行ったほうがいい」という返事を受け取りました。

病院の予約は二日後にとってるから待てばいいんでないのかな
と思いながら、O医師にいわれたとおり、
緊急だからと、近所の病院に予約を無理にいれて、薬を処方してもらいました。
O医師から聞いたクスリをです。

一服すると、世界が一回転するくらい体が楽になってしまった。
どうして今まで私はガマンしてたんだ???
(これが、前回のブログに書いた「クスリの威力に驚いた」顛末です。
それまで薬は、前の病院からももらっていましたが、
O医師的には、「なんでこれ選ぶかな」な薬であったよう)


クスリって、何を選ぶかが重要なのに、
多くの医師はそれほど真剣にクスリを選定していないと
わたしにも、だんだんわかってきました。


このような経緯をはさみ、相談を重ねているうちに、
O医師がYOUTUBE にアップしている、標準治療に対する誤解を解くさまざまな動画を拝見し、
抗がん剤についてもメール相談をするようになりまして、


することにしました。


わたしの場合、手術と放射線治療の可能性はないので、化学療法をですね。
いわゆる抗がん剤治療。


最初は、抗がん剤のリスクを考えると、近くの病院でヤルしかない、と思っていましたが、
実際に「ヤリます!」と近くの病院にいき、相談にしますと、
近くの病院は、「病院の決めている方法以外で処方することはできない」という方針が硬い。

O医師の方針は、「患者の体と事情にあわせて、最善の処置を一緒に考えながらやっていこう」
「何より患者の日々の生活の質を落とさないこと」重視です。

私は家から近い病院、というメリットを捨て、O医師に頼ることにしました。

でも緊急の場合は、近い病院に診てもらうことをO医師からお願いしてあります。
もし宮崎の病院とあわなければ、戻ってきてもいいですよと、とのお言葉も頂戴しました。


ここで思うのは、
O医師のような対応をしてもらっていれば、
私は初回の抗がん剤でも、途中でやめなくてすんだかもしれない。
(術後補完療法をしても大腸がんの予防効果は5%以下だから、再発可能性は高いけど
やめてよかったというべきでないのが、母数が大きい標準治療のデータの読み方)


当時、すごい副作用に泣いていたのに、O医師が受け取った
その大病院のカルテには、「副作用はなかった」となっていたそうです。
どれだけ、医師が患者の苦痛に干渉していなかったか、という理解でよいでしょうか?


熊本でじゅんぐりにまわった、三軒の大病院はどこも
標準から逸脱した治療はしてくれない。「標準」をあくまで重視する病院だったわけです。


2018年の日本では、
運が味方してくれさえすれば、ウエブの海から、
タッグを組みたい医師をみつけることができるとわかりました。


質問さえできない雰囲気の医師が多い中、
(再発を伝える時間さえ説明に5分もとらず、呆然としているわたしが「え?これで終わり?」と言えば、
「まだ何か?」 といいながらすでに歩き出している医師がいるんですよ♪)

どんな質問もできる医師に治療をしてもらえるのは、
ものすごい安心感です。

じっさい、O医師が声を聞かせてくれるだけで、顔を見せるだけで、
悪い体調が急によくなったりします。
頭はそれと意識してないけど、心は、すっかりO医師に頼りきってるらしいです。


標準治療と平行して、自然療法も続けていくつもりです。

今のトコ、続行しようと思うのは
●水素水 ●陶板浴 ●呼吸法 ●瞑想 ●幸せでいること 

陶板浴は家から遠いのですが、ひとりで高速をかっとばしていると、
めちゃくちゃ幸せになってしまいます。

やめたのはいっぱいありますね。
食事療法は完全にヤメ! わたしの場合、食べものを選んでいると、何も食べられなくなってしまう。
おいしくうれしく食べられること優先です。




はい。おいしい桃とブドウと野菜とお米と無添加コチュジャンと無農薬お茶は?

(声をそろえて)
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よくできました!

自然療法1本からから抗がん剤治療との2本立てに①

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桃の発送開始が迫ってきました。これは二年前の6月3日発送分です。
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抗がん剤に再挑戦することにきめました
まったく効かない可能性も覚悟のうえ。

それでも決めたのは、
延命の可能性があるからです。
代替医療だけで延命するより、さらに強力なエンジンが得られるのならと考えました。


「延命のために抗がん剤を受ける?
そんなことするくらいなら、何もしないで、死んだらいいのに」

と思う人が多いことは承知です
私もそう思っていました。でも気持ちが変わりました。
こういうことっていよいよその立場にならない限り、リアルに想像できないと思います。


延命といってもその数字はさまざまです。
2ヶ月しか延命できないかもしれないけれど、
運がよければ2年くらい延命できるかもしれない。
もっとツイていれば、10年、20年の延命もありえる。
というのが抗がん剤のやってくれることです。

こんな田舎の、狭い人間関係で暮らしていてさえも
15年、20年の延命を抗がん剤のおかげでなしえた人の存在が
耳にも目にも入ってきます。
つまり、抗がん剤による長期の延命は激レアではないんです。
ありふれてはいないけど、聞いたことあるね、レベルです。


抗がん剤にがんを治す力はないという意見は、
ある意味正しい。

がんを治すのは、抗がん剤使用の目的ではないのです。
抗がん剤使用の目的は、延命に限定されます(予防的使用法はべつにして)。


「この薬でどれくらい延命できますか」と医師に質問する人は多いと思います。
「薬による延命の平均値が2週間です」

というクスリもあるそうで、そうきくと、「やる価値なし」と思うでしょ。
でもそれがしろーとの浅はかさ。

平均値からはなれたところで、高い効果を上げている場合があり、
発表される数値とは裏腹に、何年も延命できる効果があったりするのです。
それでなくても平均値は、がんという個人差の大きい病気においては、かなり意味が薄いわけです。
2年延命できるだけでもすごいです。
半年先に死ぬより、2年先のほうがいいな、私は。


55歳の人が抗がん剤でしっかり治療して、
いつでも死んでいいや、と好きな仕事に没入し、
きがつけば75歳まで延命してなくなった話を最近聞きました。
 
延命と、一言でいっても、その実際的意味の幅広いことは、世間にほぼまったく知られていません。

治せない、
だけど延命できた。


このパターン、代替医療でも多くみられるのは同じですが、
なぜか抗がん剤だけ、「治せない」が拡声器を使って、大声で広められています。
代替医療側は、総じて広報宣伝の意欲が強いせいですかね。
抗がん剤のワルクチにも力が入ります。
こうして抗がん剤は歪曲された誤報が広まり、誤解され続けます。

抗がん剤で治せなかったら「病院が悪い」と、患者や家族は被害者になれますが、
代替医療で直せなかったら、「患者が悪い」となるのも、不思議。
患者は、被害者でもないし、病気を治せない悪人でもないのに、
なんで? と思うけど、代替医療推進派は、かなりの確率で上記の言い方をします。

がんは、百人いれば百通りの病態があるってことも知らない人が、わけしり顔で
がんを語るからでしょうか? 
「あの人が治っているのにあなたが治らないのは、あなたが悪いからだ」
本気でそういうせりふを吐く人がいるんです。


抗がん剤がどれだけつらいかも、人によって違います。
楽にすむ人、抗がん剤のおかげでQOLがあがり、職場復帰できるようになった人もたくさんいます。
その逆もいます。抗がん剤を使わなければ、普通に暮らせていたのに、
寝ているしかできなくなった、という人もいます。一回の服用で亡くなる場合もあります。


前に抗がん剤を受けたときの自分と、今の自分で違うところがひとつあります。
それは、薬のありがたみを知っていること。
薬の「威力」を知ってしまったこと。
最近、痛みと出血に耐えかねて病院で薬を処方してもらったら
嘘のように問題解決。ふつうに暮らせる。
医学よ、ありがとう!
こんな気持ちになったのは、53年の人生ではじめてです。

薬きらいで、あまり服用してこなかったから。知らなかったんです。
悪質な化学物質を食べるといつまでも頭が痛くなったり、口がしびれたりするタチだったから。
でも、クスリってすごいんですね。効くときは効くんだわ。

この、代替医療であろうと、標準治療であろうと、治療にあたって患者が必ず持たねばならない
期待感
が前の抗がん剤使用のときは、みじんもなかったのですが、
今回はある。

私は、以前と違う私なのです。

そして、がん治療がどれだけしんどいものか、前に書いた
熊本の工藤房美さんの著書で知り、
勇気をもって治療に立ち向かう人の凄みを知った。

この部分も、以前とは違うニュー私です。


やっとわかりました。


認めざるをえません。

私は戦争のさなかにいる兵士なのです。


戦場は、第2次世界大戦最大の激戦の記憶として語り継がれている
インパールなみの場所です。
私はインパール作戦がどんなに激烈な苦しみをもたらすかわかっていながら
戦地におもむく兵士です。


なんで私だけ出征しないといけないのよ~~

きつい病気になった人は、一度は思うことでしょう。
なんで私だけ? 私が何か悪いことしたっていうの?

でも
ひょっとしたら
逆かもしれません。
私は何かいいことをした。おかげで、こんな機会をもらったのかも。

この危機的状況を乗り越えさえすれば、「がんのおかげで今がある」
と思う日を迎えるかも。
どういう「今」なのか、現時点では想像もできない「今」。


過去をふりかえっても、
想像力で描ける未来よりずっと素敵な未来が、
ちょっとキツイ時間の、その向こう側に、必ず待っていましたもんね。


長くなったので次に続けます。


工藤房美さんの著書はこちら

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