桃の価格問題

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なんと二週間もブログを書かなかった
いつ以来だろうか。ひさしぶりです。

この写真も2週間くらいまえのもの
ブログの写真担当者に言いましたよ。
「なんで撮らないの」
「忙しくて、もー、そんな時間あるわけないだろ」

1年間の最多忙時期は、今週でおわります。
今週一気に送ってしまうと、あとはふつうに桃シーズンが続きます。
8月まで。

トップバッターの品種、ちよひめの収穫期はあと数日
日川白鳳も今週からはじまります!
早生桃のおいしさを体験したことのないかた、
どうぞ、ご注文ください!
速攻で送れます


錦自然農園のふたりは、ほんとにショーバイへたくそだね

と思ってるかたはお客さんのなかに34人(意味ない数字です)はいるとおもいます
じつにへたくそ!

わたし(つま)が球磨人になってネット販売はじめた2011年から
2014年までは、ずっと、

お客さんが求めてくれる量 > 収穫量

注文もらったのに送れません、すみません
をくりかえす心苦しさのなかで
シーズンが毎年終了していました

2015年と2016年は、
5年をかけてチャレンジした剪定方法の失敗が気象異常と重なり、
一年間、桃畑を世話したあげくのトータル収入が、
20万円代とか・・・・(桃は、うちの主力作物なんですけど!)

そういう時期をへて迎えた

2017年

「うーーーん あんまりよくないね」
オットが予測した原因のひとつは、乾燥による虫害。

ところが風景としての調子は悪いんですが、
果実としての調子は悪くない。

「ひょっとしたら、桃のちょうしは、よいんじゃないの!」

ツマが言い出したころには、

「あんまり注文いらないから(高くていいんじゃない?)」

というオットのよみオオハズレ。

(どひ・・・・いまさらどうするの・・・・)



でも、よかったと思ってます。

わたしたち、
イチゴの作り方にしても、剪定にしても、
世間に成功例がなくても、どうなるか結果を見てみたいからやってみよう

て、スピリットが夫婦共通。
柿なんか、桃より過激に失敗して、2年前は、2000坪の畑で年収6万円だった。
(慣行栽培でちゃんとできれば500万の土地だとJA職員にいわれてます)

今回、「やってみよう。結果をみてみよう」とトライしたのは、
自分たちの思いにふさわしい桃の価格をつけることでした

そんなことをしたいと、農家のすべては思っているとおもいます。
なんで洋服は、バッグは、レストランで食べる一皿は
あの価格で流通しているのに、

農作物はそうじゃないのか

かつて、かぼちゃに2500円の値段をつけて撃沈した人の話をききました。

価格をつけるのって難しいです。

スピリチュアルなんたらの1万円は安く感じて、
イタリアのラグジュアリーブランドの商品の1万円は安く感じて、
熊本の、いろいろがんばった果物の一万円は、高すぎると感じる。

そういうトライアルを初めてやってみた!

やってみたから、私たちの適正価格を、私たちなりにわかった気がします。

4年前は、イチゴの価格を1パック1000円超えさせるだけでも、
夫婦間で、大激論でした

価格を高くしても買ってくれる人は、どんな人?
今の自分たちの作物を愛してくれてる大切なお客さんを失ってもいいの?

オットはほとんど涙目でした
だけど
結局、わたしたちは、イチゴをやめることにした。
理由は、根源でいってしまうと、
高値をつけることができなかったせい。

自分たちがどーしたってつけたくない価値をいちごの価格にのせないと
イチゴ栽培にかかる時間とエネルギーがみあわない
だったらやんないほうがいいよね

です

イチゴを喜んでいただくことでえられる幸せをどんなにいただいても
イチゴはきびしかった・・・・・・
錦自然農園の果物でワタシが一番爆食するのはイチゴなのに。
大好きなのに。

桃は、ただいま、

収穫量 > 販売量

やっばーーーーーー!!!
あまったらどうするのかは、まだ夫婦会議してませんです。


いまの桃園の風景が悲しいといいましたが、
農薬をもうすこしかけていれば、見なくてすんだ風景。

でも、だからといって、もっと強力に農薬かけて、収穫量ふやそうよ、とは、うちでは誰も思っていません


ただ、
つくづく、
こういうことって、


おもしろいなあとおもいます。


2015年に桃が20万円代でも、柿が6万円でも、オットも私も
農業以外の仕事をしに、出稼ぎしないですみました。

農薬も肥料も最小にしても、びんぼうしないですみました。

ジャムや黒麹やキムチをつくり
野菜セットを販売して
フルーツでいくら無謀しても、いきていけるように、と準備してきたせい、じゃなくおかげです


今日やっと、黒麹つくりました。ジャムつくりました。



野菜セットのご注文締め切りは毎週水曜。金曜発送。桃との同梱OKです
桃のご注文、桃ジャム、黒麹、そのほかめちゃおいしいもんのご注文は、
錦自然農園フルーツストア
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桃のジャム 

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2011年に、錦町の道の駅で桃のジャムを売り出したときの手書きPOPです

たまたまサイトを作りなおす過程で出てきました。
自分の必死さが懐かしい。

絵も字も手描き。一字でも間違ったら、すべて書き直しになる緊張感で硬いですが、
絵を描くのも字を書くのも好きだし、POPなんて作るの初めてだし、すっごく楽しんでました。

瓶はいまと違う、縦に長いもの。お店に陳列したとき、中身が多く見えるという利点で採用しました。
ラベルは夫が作ってた「SUN & EARTH」
太陽と土が作る、ジャムみたいなイメージ

初めてだったのはPOPだけではありません。
2011年は、ジャムをうりはじめた初年度です。
熊本にくるまで、作ったことはあっても、売るなんてとんでもないと思っていた人が
一年かけてやっと売る勇気をふりしぼったのでした。

ノート三冊分試作しても売り出せないのは、もともとジャムを作れる人に対するリスペクトが強すぎたのもありました。
レシピがシンプルなものほど、本当においしいものは才能なしに作れないと信じてました。


どうしても売る勇気がなくて、東京の友人にジャムを送ったら、友人の夫が
ナイスなアドバイスをくれた。

「百%いいものを作ろうと思ったら打席にさえ出られない。
イチローでさえ3割なんだから。まずは打席に出て、アレコレ言われて、
始まるのはそれからだ」

さすが。カメラマンはイイこと言います。


今年も、桃ジャムの販売を開始しました。
まだ収穫前で一本も作ってないですが。
桃にかぎっていえば、この頃(2011年)より、ずっと美味しくなっていると思います。
この年から、堆肥も化学肥料も一切やらなくなり、早生の桃はおいしくないと思っている人に驚かれるようになりました。


桃の味じたいがいいので、ジャムの味もよくなるんだと思います。
「今まで食べたジャムのなかで一番おいしい」と何回か言っていただきますが、
自分が作っているとはぜんぜん思っていません。
うちのジャムを作っているのは、桃であります。


今年、ジャムをどうしようかなあ、と長く悩んでいました。
おっとは作らなくていいよ、というのですが、作りたいという気持ちがあり、
時間がないなか作るというたいへんさと、どう折り合いをつけるのか
今年にかぎっては、読めそうで読めない


「黒麹」もいまだに在庫切れのまま。たぶん作ると思います。
1年くらい、どっぷりと、ゆっくりしたほうがいい、という意見もあるけど
ひとの手を借りて、やればいいという気持ちも強くありますし。
そこらへん調整中であります




今週もまだ、桃の収穫は始まりそうではないですが、
桃とか、野菜とか、おこめ、卵、新茶、紅茶等のご注文は、

錦自然農園フルーツストア






いつもの夏がくる

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今朝の桃園です。
ここは、早生桃の、遅く収穫するほうの畑です。
実の数が極端に少ないですね~
まあ、ここらがワーストエリアで、ほかはもう少しましですから


昨日、桃の袋かけが終わりました。
ものすごく早い。
袋かけた数が、2014年の3割強でした。


うーむ。
まあ、そういうこともあるかもね。

というかんじで受け止めています。
残ったものがしっかりとおいしく実ってくれれば、十分です。

収穫終了する8月中旬まで3ヶ月ありますから、
この期間中に、梅雨と、梅雨の終わらないまま続く長雨と、旱魃と、台風通過と・・・・
とかとかが畑に影響するか、あるいはまったくしないかで、いろんなことがかわります。


今年は、「お取り寄せの桃」というランクをなくし、
スタンダードであるところの「自然派の桃」に統合しています。
そういうお知らせをし忘れていました。
特別よい桃も、「自然派の桃」(スタンダードクラス)にいれていきます。


桃の作業がひといきついて、畑の作業はぶどうが中心になっています。
ぶどうのほうが面積が広いので、時間がしばらくかかるかと思いますが、
試行錯誤をあれこれしていた昔、2012~14年にくらべると、
作業量は少なくなっています。

ゆったりしてます。

思えば2012~3年ころが、忙しさのピークでした。

例の剪定ふくめ、もっと畑をよくするために実験していました。

また、

全世界にたくさんいる、まだうちの桃に出会ってない、うちの桃を好きな人に、
うちの桃のことを教えてあげなければ、とお客さん探しにやっきになっていたし

お客さまにご理解をえられずその対応に四苦八苦、いえ七転八倒・・・・

いま、お客さんの数は、当時よりずっと少ないのですが、
昔より何百倍ものご理解をいただいていると思っています。
はじめてのお客さんでも、十分に理解くださっていることはほとんど。
すごい。
おそらく、お客さんのみなさまがそういうお客さんをつれてきてくださっているからだと思います。


おかげさまで、二百人と三百人のあいだくらいの数のお客さんが、
深い信頼をよせてくださり、
一年中、あるいは長年
ずーーーーーーーっとお客さんでいてくれる


そういう農園が、私たちのあこがれでしたが
どうも、そのようになっているのが、現時点であるように感じられます。
(錯覚かもしれませんけど)



■ついさきほどの夫婦の会話■

ツマ「ずっとお客さんでいてくれる人たちにたいして、なにか、特別なサービスみたいなことしなくていいのかな。
つまりいっぱい買う人はランクづけして特別扱いする、みたいなのがネットショップ業界には普通にあるようなんだけど」

オット「ふつうにしていればいいんだよ」

ツマ「・・・・・そうね。そのとおりだ」



お客さんから、とてもしばしば言っていただくのが、

「とにかく長くつづけてくれ」

ということば。

そうすることがすべてのお返しに、感謝の表現に、お礼になると
思っております。



この6,7年、いろんな方面に、さまざまに努力してきましたが
最悪年だった2015年をへて、私たちはもっと判ったような気がします。

畑にみのらせているのは、お客さんがお客さんでいてくれるのは、
わたしたちの努力ではないということをです。

うまくいっても、うまくいかなくても、
わたしたちの「おかげ」でも、わたしたちの「せい」でもないということ。


わたしたちにできることは
なるべく、風通しのよい農園でいることと思っています。



野菜セット、桃、サラダたまねぎ、さつまいも、新茶、紅茶、卵等のご購入は

錦自然農園フルーツストア

桃の病気

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葉っぱの穴ぼこ、目立ってます

これ、桃にとっては、致命的な病気なんですよ。

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穿孔細菌病


という恐ろしい病気なんです・・・・



毎年のことなんですよね

それでも、けっこう、今年はひどくない?・・・・・・

慣行農法だと
この状況になると、これから、葉っぱが落ちるんですって。
葉っぱが落ちると実が育たないし、
翌年の生育にも影響する・・・・

なのですが、
うちは、あなぼこは、あなぼこのまま、葉っぱは最後までキープ


毎年毎年毎年、こんな風景

怖いです

慣れないですねえ

何かできることがあるならしたいですが
できることはないし

今更、おくすりかけても・・・・

果樹に詳しい人が、五月以降のうちの桃園にくると、あなぼこだらけの葉っぱを目にして、ぎょっとされてます。



先はどうなるかわからない。
けど、心配はしないようにしましょうとおもってます

ブドウのほうも、気になるところはけっこうあるんですけど、
来年への課題なのか、気にしすぎなのか、収穫期までわからんです



桃のご注文は
錦自然農園フルーツストア





桃ちゃんがおいしいです~~

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桃が急ピッチで収穫へむかって生育中。
毎日お送りしていますので、そのうちにお手元に届くかとおもいます(そのうちって。。。)

今年のちよひめはご近所の多くが、小さいとか形が悪いとかが顕著なようです。

原因はちよひめの花が咲いた時期に、雨がとても多かったこと
これがみつばちの活動を不活発にして、受粉が十分じゃない園地が多かったようです

畑によってはうまくいったところもあるようですが、うちはそうじゃなかったです


でも、味がいいです
昨日はジャムを今季はじめてつくりました

ジャムをつくると、途中でものすごく大量のジュースができます
それを普通は捨てるんですけど
昨日はボウルに口をつけてごくごくと飲み干してしまった
こういうことをしたことは過去になかったです
それくらいおいしいってことかなあ
あんまりいうと、そうでもなかったといわれてしまうかもしれませんが

形が悪くて、とくにジャムになる桃は種が割れているのがほとんど

うちのジャムは種も一緒に煮るのがおいしさのひけつと思ってますが
鍋に入れられる種がないんですよ
それでレシピも少し変えたりしています ちょっと不安になってました
いつも桃のジャムは大量買いされる方が多いから
「あれ去年とちがう」ってなるかなあと

だけど桃がおいしいからジャムがおいしくならないわけないよね
と自分を勇気付けながら作ってました

いつも思うことですが
私がつくってるんじゃなくて桃が作ってくれるのをちょっとお手伝いしてる程度の
うちの桃ジャムです


来月は、とっても素敵な雑誌に桃ジャムと桃ちゃんを
掲載していただくことになっていて、発売されたらお知らせしますね。
楽しみにしています♪

おいしいのですが
小さいのが多いので
思ったより発送数が増えないかも、とそれがちょっと心配

山育ちの桃(わけあり)に入るものさえ、いつもよりとても少ないです


まだシーズンは始まったばかり
あんまり心配してもだめですね(心配クセはなおりません)


今日は野菜発送日
桃の収穫が終わったら大根やカブや葉物の収穫、トマトなどの集荷に走ります

こんなに忙しいのに
あ、今日も桃が食べられる
と思うと元気になります


ほんとに桃が元気のもと
栽培しているとだんだん食べなくなってまったく食べない農家も多いらしいけど
私はあいかわらず食べますね~~
だっておいしいんだもーーーん(まだ言うか)



野菜セットのお申し込みは
錦自然農園フルーツストアでうけたまわり中

新じゃが、新にんにく、新たまねぎにニンジンもくわわって
無農薬野菜軍団、今日もばりっと元気です