「霊がくる家のひと」に言ったこと

そのヒトからは、何年も前から相談を受けています。
5、6年前からのような気がします。

何者か、説明のつかないもんが、その家にきて、物理的にものを動かしたり
もっていったりするそうで。

玄関にある大きなツボがなくなったり、冷蔵庫にあった乾物がつけ汁ごと消えたり、
消え方が派手。

中には、忘れただけなんじゃないの?ってものもあるのですが、
頻度が高いのと、けっして金目のものがなくならず、愉快犯的なかんじのものが多いので、
その家で、霊的な何かが起こっている可能性もゼロにはできず

その家のひとの依頼で、お寺さんを紹介して、お経をあげにいってもらったりしたこともあります。
お札をはってもらったり。

でも、状況はよくならない。


で、その相談をまた最近も受けていまして。
5年以上の長きにわたって受けている相談ごとですから、いろんなこと言い尽くしているとお考え下さい。

今回は、私がどう言ったかといいますと、


「こういうことは、これからもずっと起こるよ。
起こるたんびに、驚いてももう、無駄よ。

こういうことなんだ、と思ったらどうかね。
私だっていわないだけで、変なことは何回もあったし、世間を探せば、説明のつかないへんなことが起こったってヒトは
たくさんおるよ。

だから起こってあたりまえ。こういうものだ、と思って流していこう。
何千万円だましとられたとかに比べたら、被害なんてあるようで、ないようなもんでしょ」


「そんなこといっても変なことが次々起こるヒトの身にもなってみてよ。そんなふうに思えないから」

「でもね、そう思わないかぎり、一生、何か起こるたびに、わーまた起こった、って気持ちが上がり下がりする人生を送ることになるよ。
そういうふうに自分を痛めつけるのを繰り返すのが、私は心配。」

「誰にでも言うわけじゃないけど、こうやっていうだけで、気持ちは楽になるところがあるから・・・」

「口に出していうとかどうでもいいことで、あなたのアタマのなかで、いちいち大騒ぎになることが、あなたがこれをこの先も、ずっと続けることがわたしは心配」

「だって、説明がつかないでしょ。こんなことがどうして起こるのか」

「説明をつけたいという気持ちが本当にあるなら、科学者のところを順にまわるなり、前もいったけど、24時間家の中をカメラで監視すればいい。

でもそれをしていないでしょ?

本当に原因を知りたいわけじゃないでしょ。
もう、これくらいの小さい不幸ですんでるから、大きな不幸がこなくてすんでいる、ああ、よかった。
どっかの霊さん、ありがとう、くらいに思っていいんじゃないかね


家のヒトでそんなふうに物がなくなるのは自分だけだってことは、なくなるのは、自分のせいだって思ってみるのはどうかね。
前もいったことの繰り返しになってしつこいけど、
起こることはたいてい自分のせいよ。

子供が上手く育ったら自分のせい、イヤな人間に育てば自分のせい、
がんになったら自分のせいだし、
仕事がうまくいくのも、いかないのも、自分のせい」

「それくらいはわかるけど」

「物がなくなるのも自分のせい。お札とか、お経とが役にたつわけない。
自分のせいだって、気持ち決めないと、これはずっと続くんじゃないかね」



電話切られる・・・・・・



何かは、いつも、毎日起こっていて、
それに対して、わたしたちは、起こるのは「しかたない」「許せない」「ありえない」などなど
いろいろ判定シールをはってます
判定シールが「許せない」「ありえない」になると、その判定を「しかたない」に貼りかえるまで
心の上がり下がりがとまらない


私は、たいていのことが「しかたない」シールになっていて、
その判定に対して、「ありえない」とか「許せない」とかシール貼られてます(笑
たいていはオットから。


ちなみに私の周囲で起こったへんなことシリーズをかいつまんでいうと・・・・
①家でラップ音がパンパン鳴り止まず②夜目覚めると剃髪のお坊さんの幽霊③夜目覚めると目の前に天井板が④このへんでやめときます・・・・・・




自然栽培の米、有機栽培の蕎麦粉、お米、野菜などなど
錦自然農園フルーツストア
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石臼挽き、無農薬そば粉の終了

SOBA1.jpg
蕎麦粉で作ったクレープです。
アラン・デュカスレシピで、バターと小麦粉が入ってますが、蕎麦粉だけでも大丈夫。



はまかわさんのそば粉が今季、早くも終わってしまいました

当園の販売は始まったばかりでしたが、
週を追ってお客様が増えていくなか突然の終了でした。
ご好評の声が聞こえ初めてきたときに、ああ・・・ざんねん・・・・・・


ほんとに残念です。

理由はといいますと、鹿と天候です。


1反もの畑が、鹿に食い荒らされてしまったそうです。
いったんっていわれても、ですよね。
300坪です。1000平方メートルです。

鹿に食い荒らされる無念は、私たちもブドウでさんざん経験しました。
しかしこれほど広大にやられてしまうのは、未経験ゾーンです。
淡々と話されていましたが、胸中は計り知れません。


そしてもうひとつの理由が天候。

夏の終わりから長雨にたたられ、収穫量が厳しいものになりました。

南九州のほかの地域でも、例年より蕎麦の生産量を減らした農家は多いらしく、
国産蕎麦のみにこだわる蕎麦屋さんが、きついですね。

無農薬蕎麦を石臼で丁寧に粉にしてくれるはまかわさんの蕎麦粉を待っていた蕎麦店主の悲鳴が聞こえるようです。


わざわざ、うちまで、蕎麦が終わる話をしにきてくれたはまかわさんと、
しばし蕎麦談義になりました。


日本の伝統食なのに、蕎麦の国内自給率は25%(平成25年)しかないんですって。


足りない分はどこから来てるかといえば、中国がほとんど。
輸入量の85%だそうです。残りはアメリカがほとんど。

国産と外国産のそば粉の価格差は二倍以上なので、
国内産を使うそば屋はけして主流派ではなく
一流のそば屋の看板を掲げていても、必ずしも国産にこだわってないそう。

「石臼挽き」なんてポスター貼ってあっても、「中国産」
かもしれないってことですかね

「国産」なんて貼ってあっても、「ちょっとは使うけど、ほとんどは中国産」
かもしれないってことでしょうか。


昨日は、「蕎麦デイ」でした。

夕方には、別のご近所の農家もうちの玄関先で、
「来年は蕎麦を必ず作るから」
と宣言していかれました。

去年まで販売させていただいていたKさんです。
有機JASを取得して作っていたのだけど、今年はご主人が急逝されて、作付けができませんでした。

来年はどちらのそば粉も販売できるといいなあと思ってます。

うれしいのは、どちらの農家も、

「そばの実」の販売に意欲をもたれていること。

しゅうとめからも、うちのお客様からも、そばの実はずっとリクエストされていて、
来年こそ、と思いながら、実現できず年が過ぎております。

これが実現しにくいのは、そばを実として販売するのに必要な、加工の機械が高額なこと。

また、粉にするより、実のほうが、量が少なくなるうえ、
加工代金が加わり
販売価格が高くならざるをえません。


いろんな事情がありますが、
無農薬で国産蕎麦を作ることを、応援していきたいです。


作ることを、生産者がやめないでくれるには、
ちょっと高くても、買う人がいなければ。


落語にも時代劇にも蕎麦のシーンが欠かせないのは、
日本人が蕎麦をずっと食べてきたからなのに
なぜにこんなに生産者が少なくなったのでしょう。
蕎麦を食べる人は、確実に、増えているのにです。

ひょっとしたら
ヤマイモや小麦粉で割増した、つなぎだらけの蕎麦を食べているのかな。
養殖だらけの鮨ネタで、鮨を食べる人が増えているように。
コンビニのおにぎりで、海苔を食べる人が増えているように。


安ければなんでもいい
というヒトばかりになったら、あっというまに、中国&アメリカ産にのみこまれてしまいます
それでもいいのか、どうなのか。
25%の蕎麦自給率が10や5になったら、もう、歯止めはきかないですよね~~






原木干し椎茸、無農薬の野菜&茶&米、無添加コチュジャンは

錦自然農園フルーツストア

送料の料金改定について

本日から、佐川急便の冷蔵料金が改定されます。

常温でお送りするものは変わりません。つまり、
無農薬のにんにくや米やそば粉やイモ類や柿(今年は終わってます)や
無添加のコチュジャンやらは、送料が前と同じですよ。


■桃、ぶどう、野菜の単品など(80サイズ 冷蔵)

関東1120円 中部1080円 北陸1080円 関西1010円 中国970円 四国1010円 九州900円
信越1120円 東北1230円 北海道1500円 沖縄1170円(←ゆうパック)


■野菜セットなど(100サイズ 冷蔵)

関東1230円 中部1190円 北陸1190円 関西1120円 中国1100円 四国1140円 九州1020円
信越1230円 東北1710円 北海道1900円(←ゆうパック) 沖縄1470円(←ゆうパック)

■野菜セット2箱(120サイズ 冷蔵)

こちらはすべて、ゆうパック料金。サイズが大きいと佐川料金より最大840円安くなります。

関東1570円 中部1470円 北陸1470円 関西1360円 中国1170円 四国1360円 九州1170円 
信越1570円 東北1690円 北海道1900円 沖縄1470円


よろしくお願いします。


野菜セット、石臼挽きの無農薬そば粉は、毎週水曜正午締切です
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錦自然農園フルーツストア

自然農の稲刈り

生まれて初めて稲刈りをしました

不耕起の田んぼは、水を張らず、ちょっとしめってる程度で植えつけます。
苗を一本ずつ、それも手で植えます。
農薬、肥料を使わず、
除草剤も使わず、

そして育った稲を今日、手で刈りました。

草が繁茂する中に、稲がかろうじて育っているという風景

そこを友人らで稲刈りしました。
四人がかりでやるほどもない面積なんですが
鎌と軍手を渡されて、「ここを、こうして、刈る」と、基本的なことを教えてもらったら
作業開始


草と格闘しながら刈るのがたいへんめんどうくさくて
スピードに乗れないのが気もちわるい

「そこまで草を気にしなくても大丈夫」

といわれたときから、私のパワースイッチが「弱」から「強」へ


稲刈りマシンのように、シャカシャカ刈っていきます


横で友人たちが

「晴れてよかったねえ」
「いい風ね。風が山から酸素を運んでくるってよく主人が言ってた」
「こんないい時間を過ごせるって贅沢ねえ」
「みんなこの気持ちよさを知ったら、都会の人もお金払ってでも稲刈りしにくるんじゃない?」


なんて話しているのを聞きながら

しゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃく

スピードにのって作業しないと気持ちわるいんだもん
黙って刈り続けるひと

手を動かさないでいることができない



「そんなに急いでやったら、終わってしまうじゃない。もっとゆっくりやってなるべく長く楽しもうよ」



という声がかかってやっと稲刈りマシンが止まりました。


さっさと終わらせて、田んぼから撤退して、食事タイムに入りたいという一心になっていました



今の時間を、早く終わらせて、次いこう
とするクセ
今より先、ここより先へ行こうとする心のクセは、根強いものがあるなあと思ったでした


まあランチに用意されていた「養生鯉こく」「去年の自然農米のごはん」
が早く食べたい、という食い意地が大きかったともいえますが。。。



稲刈りは、たのしかったです
スパッと切る快感
1時間そこらで終わる作業だから楽しいといえるともいえます
でも、こういう楽しさを知らずに半世紀生きたことはもったいなかったと思いました



「子供さんにもやらせてるんでしょ?」
「ううん、やらせたことない」



稲を植えて食べるという原初のいとなみ
水田ではない土に植える、効率度外視の、実にファンタジックな農業
これを何千年前だか、何万年前だかの人もやってた
同じ風景を誰かさんも見ていた
(アフリカでやってたのが最初だという説もあります)
人間は、こうやって食べものを得てきた
手で植える、手で刈る  
命の原点



無農薬の紅茶や米や野菜やお茶や
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20年めの廃屋

母方の祖父が亡くなって以来、住む人がない福岡の家に
20年ぶりにいきました。

誰が管理しているのか正確には知りませんが、
みごとに周囲が変貌していて、記憶にある小鮒を釣った川さえ消えていた
川はどこにいってしまったんだ~~

近辺の道の両脇には黒々と葉を茂らせらた大木がうっそうと茂っていて、
いつも湿っている、妖怪がひょっこり出てきそうな、ちょっとこわい場所でしたが

それが、みごとにカラッと乾いた空気に変貌しているのに、まず軽くショックを受けました

大きな古い家ばかり並んでいて、そのあいだには車一台通るのがやっとの細い、舗装されてない土の道が
20年前はたしかにあったのに

道路になっていた

たぶん家はないな
更地になっているか、新築のアパートにでもなっているのかな
見たくない風景が出てくるんだろうなあ


出てこなくていいよ、見つからないほうがいいよ、と思ってもそういうわけにはいかなくて
ついにたどりついたら


驚愕の風景。


なんと、そのままだった。


まるで絵本の
「ちいさな家」です


家の周囲だけが、アパートや新築の一戸建てになっていて、
祖父が住んでた家は
そこだけ、祖父が死んだときのまま。
明治の初期にたったときのまま。

近づいてもっとよく見たいけど、
絵本の「眠りの森の美女」のように、
深い背のたかい草と竹やぶにおおわれて、足を踏み入れることもできない


遠く見えるのは
二階の一部だけ


どういう事情でこのままなのか、
関係者が死んでて、
わからないし
わかってる人に聞く理由もないのですが
母が一緒にいたけど、
親戚の家は人が住んでいるように見えたけど
会いに行く理由がなく・・・



祖父というのは、
かなりユニークな人でした


家のトイレのドア(大きくて重たい木の扉)を
照明のスイッチと連動させて自動ドアに細工してました

門扉も自動ドアだった
仕掛けをつくるのがすきなのです


来訪者が呼び鈴をおすと、

居間のテレビの画面に、門の外の人が映る。
同時に、庭先につくった犬小屋に突っ込んであるぬいぐるみに仕込んである
テープレコーダから犬の吠え声がリピートする仕掛けになっていて

居間にいる祖父の手元にあるレバーを動かすと、
ゴトゴトと、門扉が自動的に開くというあんばい。

屋根に届きそうな大木には、祖父がつくったブランコが下がり、
祖父がつくった小さな温室があり、
祖父の工房みたいな遊び部屋には、自転車を解体してつくったろくろがあって
焼き物も焼いていた

素麺流しをするために竹を半分に割ってくれて、庭で水を流しながら素麺をすすったのは、
私が33、4歳のころが最後
東京の友達をつれて遊びにいったら
その友人と祖父が仲良くなり、
大阪でデートした話を聞いたけど、
当時祖父は90歳になる少し前。

私が神楽坂で一人暮らしをしているマンションにも遊びにきて
一緒に、なじみのバーにいったり、小料理やにいったりして遊びました

祖父が若い頃、明るい時間の夕方だったそうですが、お風呂に入っていたら
いとこが窓から見えて、
お互いに、手をあげてあいさつしたそう。

「その数時間後、裏庭でそのいとこが首をつってな。ほら、あの木」

いろんな人が住んだその家には、いろんな持ち主の名前が書かれている本があって
何回か、神保町にもっていって売ったっけ

いちど、古本屋の店主から

「これは三冊でセットです。もう一冊あるかどうか探してごらんなさい。それがあったら十万で買うから」
(浄瑠璃の古い、楽譜でした)

といわれ、祖父に探してもらったけど
みつからなかった


江戸期から医者を輩出した家で、
和とじの、色刷りの、美麗な図版つきの医学書まで並んでたけど、
おじいちゃんは「もっていっていいよ」といったけど、
いかにも高額なそれを「ありがとー♪」と無邪気に持って帰るワタシじゃなかったことが
いまも悔やまれます。


おじいちゃんの家には、もう二度といかないでしょう



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