前期の桃の発送は、ほそぼそと続きます

今朝のブログの内容が午後になり、もうちょいよい方向に修正できるとわかりました。

正確にお伝えしますと、いつ発送できない状況になるかわからないということです。

量は減りますが発送は続きます。

ヒヨドリも美味しいものは分かるらしく収穫時期の桃からつついていきます。
人と鳥、どちらが先かということでしょうかね(笑)

もう送らないほうがよいと判断した時点でストップしますのでご理解のほどお願いいたします。

前期でお送りできなかった分につきましては、既にお伝えしているように後期の桃をお送りしますのでよろしくお願いします。
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非常事態宣言! 「前期の桃」は終わりました。

悲しいお知らせです。


前期の桃は昨日でほぼ終わったことが、今日収穫にいってわかりました。
ご注文をいただいている人で、もう少しお送りできる人がいるようなので、
確実にダメになったら、個別にご連絡します。

複数回コースの方には、自動的に後期の桃の発送になることを最初にお伝えしていますので
ご連絡はいたしません。

ひよ(鳥)の被害が、かつてないほどひどく、

まともに収穫できる状態ではありません。

前期の桃でお送りできなかった方は、

7月10日以降(予測です)に収穫開始予定にしている「後期の桃」で対応させていただきます。

「後期の桃」の価格と変わりません。

後期の桃がはじまりしだい、「前期の桃」の方からお送りいたします。


ここまで鳥被害にあう理由?
わかりません。


たまに聞く、農薬をかけた直後に鳥がそれをつつくと、そのまま死んでしまうこともある
という桃園とは、だいぶ違うことを
鳥のネットワークで広がってしまったのでしょうか。


発送時期を指定いただくときに、いつも

「その頃、桃があるかどうかはっきりしないから、できたらこちらに任せてほしいなあ」

と思うのは、
こういうことが起こる可能性がいつもいつもあるからなのです。


ちよひめが今年はたいへんな豊作で、評価も高かったのに、
前期の後半指定というのがけっこう多くて、
いちばんいいときにそれをお送りできず、残念な思いをしながら・・・・・
(今年はJAにもずいぶん買ってもらいました)

今日のように、「すみません、もう送れないです」という結果を迎えてしまう。


自然のものは、常に「ある日突然シャッターが降りるように」
収穫がなくなる、というリスクがついまといます。

おいしい果物を送ってくれ

だけで任せていただけるのが、いちばんリスクのない果物の注文のしかた。

どうぞご理解をいただけますと幸いです。



後期の桃のご注文、無農薬のお米、紅茶、お茶、自然栽培じゃがいも、たまねぎは、

錦自然農園フルーツストア


がん治療をめぐる本当の真っ黒な闇 ②

もう30年も前の本になるんですね。
ノンフィクション作家・千葉敦子さんの名著
 『よく死ぬことは、よく生きることだ』(文芸春秋 1987)からの引用です。

30年たって
変わったのは、「民間療法」→「代替療法」「統合療法」となり格段に、イメージアップしたこと。
驚くほど変わってないのは、以下の太字の部分です。


「民間治療法の開発者は、たいてい既存の医学界とは関係ない、独立した研究者で、
勇気にあふれたカリスマの持ち主ということになっている。
中には医学博士号を持った人までいて、これが一番始末に悪い。
彼らは医学用語をゆがめて使い、
いかにももっともらしい説明をつけて説法するので、
素人はひっかかりやすいのだ」


「がんにかかった約半数は究極的には死ぬのが現状であるため、
それが民間療法の暗躍する土壌をつくっているようだ。
これらの多くは全くむだであり、大きな危険をも伴う。
このような治療に日本人が注いでいる無駄金の膨大さは想像を絶する。
がんがどういう病気であるか、
現代医学の提供する治療法がどういうものか、
を理解していない
場合が多い」


断っておきますが、
「代替療法」「統合療法」という言葉のすべてを否定するわけではありません。
今、がん患者の半数も死にません。


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がんがどういう病気かを
情報発信者も、患者も本当には理解していない。
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子供向けのがん教育が一部で始まったそうですが、
大人向けのがん教育は誰もしていない。
だから世のほとんどの人は本当には、がんを知らない。
私も知らなかったです。

がん発生の機序を知らないから、
食事でがんが予防できると信じられています。
喫煙が、がんの発生と因果関係があることは確定しているそうですが、
飲酒に関しては、一部のがんをのぞき、ほぼ確定というレベルで確定まではいってないそうです。

なぜいまだに、「飲酒」「農薬」「添加物」等とがんの因果を結論づけることができないのかというと、
がんの発生の機序(メカニズム)が完全にわかっているわけではないこともひとつ。
わかってないから治せない。


科学が進歩したといってもまだ、入り口をちょっと開けたところくらいまでしか
医学のことも、宇宙のことも、人類はわかってないということを
山中伸弥先生も、NHKで話していましたし、
多くの誠実な科学者が繰り返し言っていますが、
聞いている私たちは、つい忘れてしまいます。


アメリカ国立ガン研究所が発表した「デザイナーフーズ」のピラミッドを
見たことがありますか。

健康に興味がある人はよく知っているのでしょうけれど、
私はがんになってはじめて知りました。

これはがんを予防すると度合いの高い順にピラミッド化されているとしばしば誤解されています。
誤解を前提にして、健康本に掲載されているのを何十回も見ました。
医師が監修している本でもしかり。

がんがわからないのに、がんを予防できる食品が
そうそう簡単に、わかるわけがないじゃないですか。
とは誰も思わないようで。

このピラミッドが確かなら病院食はにんにくだらけ、ハーブだらけになりますよ。
だって早く治ってもらわないと、アメリカでも日本でも、
ガンの医療費で国費が圧迫されて困ってるんですから。

このピラミッドは、
研究論文が多く、効果が信頼できる度合いが高い順にピラミッド化されているそうです。
にんにくは、がん予防に効果が高い、からトップに近いところにあるのではなく、
がん予防に関する信頼できる研究がすでに多くなされており、
がんを予防できると信頼できる度合いが高いから、にんにくが上位にきているそうです。

食事で予防できることが医学的に証明されたのは、
今年4月に発表された「ナッツを食べることで大腸がんの再発が防げる」だけだそうです。

ブロッコリーも、胡麻も、フコイダンも、アガリスクも、ケトン食も、マクロビオティックも、玄米も、
がん予防への効果は医学的にエビデンスといえるレベルでは証明されていません。
上記が証明されていないのだから他の成分材料もしかり。


食事でがん予防できるとはっきりできないし、
食事でがんを治せるかどうかもはっきりできない
これが人類の現在地点です。


しかし、データやエビデンスとはべつに、
がんを食事で治したと主張する人は世界中にいます。
年間何十万人も新たに増えているがん患者の総数にすれば、とても少数であったにしても。

そういう人たちのことをどう思いますか、と
私の主治医の押川先生に聞いてみましたら、

「F1で優勝したのは、エンジンオイルを変えたからだと主張するようなもんですね」

エンジンオイルを変えたのは確かかもしれないけど、ほかにもたくさんの勝因が考えられるでしょう。
チームのメンバー構成、エンジン開発、車体開発、ドライバーの選択・・・・

からだというメカニックに備わる無限の要因を無視して、

「重曹にメープルシロップをいれて飲んだらがんが消えた」
「春うこんを飲んだら四ヶ月で四期の大腸がんが消えた」

というのは、体を知らないからいえるだけ?

F1のことなら、しろーとは黙ってろ、と怒られるからめったなことを皆言いませんが、
体のことになると、なぜかしろーとが「物知り顔」で断定したり発信しています。


いろんな事実があります。
玄米だけで、ニンジンジュースと減塩食で、●●というサプリで、飲尿で
がんを消した! という事実、あるいは主張。
こうしたことは、

予備校にいかず、1年の勉強で司法試験に受かった人がいる

という事実があることと似ているかもしれません。

代替療法と違って、
それを聞いて、自分にもできると発奮して勉強する人はあまりいないのですが。
苦痛と努力がともなうことに、人はそうそう手を出せません。

代替医療は、そこが違います。
レアな人の話でも、「やるのはタダだし、私もやってみよう」とすぐに思えます。
あるいは、「それくらいなら(お金)出せるかな」とトライアルに踏み出せます。
理由は、苦痛なくできるから。
積極的な人、行動的な人(わたし)ほど、すぐにやる。

時間とお金がふんだんにあるなら、
世の中にあふれる「これで治った」という例をすべて試すこともできます。


「標準医療が正しいと思っている人はなにかと、
エビデンスと信頼にたるデータであるかどうかが重要だというけれど、
そんなのどうでもいいじゃん。治った人がいる事実があるんだから!」

治る方法を探す患者と家族は、わりと、こんなふうに思いがち。


「●●大学の医学博士である●●教授がいいって言ってるんだから間違いない」

「ここに、ステージ●の●●がんだったのに、こんなに元気になったって体験談がいっぱいのってるし、
治癒例が、こんなにたくさんあるし、だいじょうぶ。信用できるね」


でもここで、がん患者と、これからガンになるかもしれない人、その家族なら、知らなくてはいけない事実があります。


切ればすぐ治るがんは別にして、
がんは広がり続けるのです。
ある時点まではゆっくりと。突破点を越えたらスピーディに。


いろんなことを試している時間はないのに、
患者も家族も、時間がないことを知りません。
元気でいられるのは、今のうちかもしれないのです。



ソースがハンパなネット情報や、
もしも効かなかったときに謝罪する気もない情報を

患者や家族に伝えてしまうと、
時間を無駄に使わせることにつながり、
それがときに、たいへんなデメリットになることを
知らない人が多いのは、どうなんでしょう。

子供のがん教育などしてる場合か。大人のガン教育を急げ、という声はあるそうですが、
病気になる前に病気のことを知りたい人が少数派であるということは大きい。
その点、ショッキングなネット情報のほうが、エンタメになる。
誤情報ほど広まりやすい。


それでも、がんを勉強しようという気になれば、
ネットに医療者向け治療ガイドラインが掲載されており、
誰でも読むことができます。医学生の読む本を本屋で買うこともできます。
それよりなにより、国立がん情報センターのウエブサイトはたいへん充実しており、
知りたいレベルに応じて答えてくれます。

アメリカではがんの患者に対して「質問すること」を義務化していると千葉敦子さんが書いていました。
質問するには、勉強しなければならない。
じぶんで薬局にいって抗がん剤を買おうと思える土壌はそこにあるのかもですね。



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がん患者ほど金離れのいい集団はいないことを
医療と健康食品に関わる人たちは知っている
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がんになると、好むと好まざるにかかわらず、
さまざまなやりかたで繰り出される、一見して広告とみえないものも含む、
代替医療の広告の海を泳いでいることに気づかされます。

がん患者のみなさーん、ここでお金をつかいなさーい

呼び込みのお兄さんがひしめく目抜き通りを歩いているようなものです。
大手出版社から出されている書籍も、
ブログも、
実態は広告であることが多く、
フェイスブックももちろん、広告とは見えないように広告しています。


「がん」とタイトルについているブログや本が急速に増えている理由は、
法律で禁じられている「体験談」の紹介がしやすいからという一面もあります。
ブログでも体験談を出すのは本当はダメなんですけどね。
健康によい商品を販売する人にとって、

フェイスブックは体験談の温床になっていて、性善説で受け入れてかかると危険です
「わたし」というどこの誰かも知らない人の「体験談」がステマでない可能性はゼロではない。
「わたしはそれで治った」というリアルなコメントを、「へーそんなんだーー」と受け入れるのは
とってもデンジャラスです。


がん患者が
糖尿病や白内障や認知症やリューマチなどの患者たちと違うのは、

お金をたくさん使う

ところです。

ガン保険に入っていたら、最初の時期に百万円とか三百万円とか受け取っています。


不幸にしてそんな一時金がない(私のような)患者でも、
がんというだけで、お金の使い方が変わります。
チャレンジ好きですから・・・・
夫も海外国内からネットで取り寄せるから
ほとんど飲んでないサプリがうちにはいっぱいあります。
「もうぜったいにしないで」と厳命したのは最近のこと。
いくら使ったか計算する気はないですが、ビンボウな二人のふだんの金遣いとは
違う次元に夫婦で飛んでいってしまいました。

周囲に聞いてみても、

「がんと聞いて頭に血がのぼって1年で2百万円、サプリメントに使った」

という人がいてびっくりです。ふだん冷静沈着な、知的なお仕事の人なんですよ。


でも、これまでの見聞を総合すると、
ことがんに関しては、数百万使ったという人は、けっして少数派じゃないようです。

こんなにお金を使う集団がどこにいるでしょう。


ここには当然、魑魅魍魎がうようよと集い、
ゆがんだ構造が生まれます。



また続き書きます。
えぐいことかきたくないけど、
被害者が増えてほしくないし、助かる人は助かって欲しい。
私も押川先生に「エビデンスがない。効かないんじゃないですか」といわれた代替療法をやってます。
厚労省だってエビデンスがないからってすべてを否定したりしてません。
気持ちよく、楽しく、そこはかとなく(笑)効果を信じられるものをやってます。
問題はそこじゃないんです。


前期の桃はあと一週間で終わり、7月の最初の10日間ほど桃のない時期がきます
ご注文は
錦自然農園フルーツストア

がん治療をめぐる本当の真っ黒な闇 ①

2018June5_2.jpg
掘りたての無農薬・無肥料ジャガイモも、桃と一緒に発送中。
「大箱」だと送料関東で120円ほどプラス。「中箱」だと送料プラスなしです。



先月から病院に通い、抗がん剤をはじめとする薬の服用を1年半ぶりに再開。
なにが変わったって生活の質が劇的に上がりました。
仕事ができるし、自分で高速飛ばしてドライブできるし、何よりごはんが美味しいから
動ける、笑える、遊びにいける!

痛みと貧血が日増しにひどくなるのを自然療法でなんとかしようとさまざまな努力をしました。
何をやっても効果がでないのに、病院という選択肢にだけはたどり着けなかったのは、

術後補完療法という抗がん剤治療を1年半前に受けたら
副作用があまりにひどくて途中でやめた経緯から
じぶんには、薬が向かないのだと、思い込んでいたから。

でもそうじゃなかった。いろんなことを誤解していた。
この一ヶ月で急速にたくさんのことがわかりました。
何でこれまで誤解していたのかも含め、かいつまんでお知らせします。


「おじいちゃんは抗がん剤治療を受けなかった
おかげで、眠るように穏やかに亡くなりました」の間違い



抗がん剤治療を受けると死ぬまで苦しむという風説は、けっこう強固なものがあり、
いたるところでお目にかかります。
抗がん剤を受けなければ、末期が楽なのだとか。

実は私が抗がん剤を再開するにあたって、心配したのもここでした。
主治医の腫瘍内科医・押川勝太郎先生に聞いてみました。

「関係ありません。抗がん剤治療受けなければ延命できないというそれだけです」

何をいってんのか、わからない、という顔です。

「死ぬ間際には抗がん剤治療をしてはいけないというルールがあります。
医師がルールをあえて破るときは、家族や本人の強い希望があって続行するときです。
そのせいで最期まで苦しんだといえることはあるかもしれません。

痛みは薬で抑えることができるし、
それでも効かないときは意識をぼんやりさせるほうで処方しますから
死ぬ間際に患者が痛みで苦しむことはない。

たまに、譫妄状態に陥った患者さんが苦痛を訴えることがありますが、
本当に苦痛があるから言ってるわけではないことが多いんです。
それは専門医が判断できます。
あと、ときに患者の家族が、病気や死を受け入れられず、
意識をぼんやりさせるのを拒否することがあり、
そのために患者さんが無用に苦しまれたケースはあります」

抗がん剤と最期が苦しいかどうかは、因果関係がないという結論です。


抗がん剤は、十年あれば隔世の進化を遂げる
「母が抗がん剤で苦しんだから私はしない」の間違い



私の受けている抗がん剤は、吐き気や極度の下痢という副作用の可能性があります。
幸い、今のところ私にはどちらもない。

「吐き気は、脱毛と並んで最も有名な副作用ですから、
吐き気を抑える薬の開発がこの十年でものすごく進んだんです。
さまざまな方向から、吐き気を感じさせない薬を処方します。
ドラマや映画で吐き気で苦しむ患者の姿がなにかと描かれてますけどね、
あれは古いんです、もう」

下痢も、治療を受ける前に押川先生から聞いた話で、かなり身構えていましたが、
強烈にくることもあると聞いた下痢の副作用、ほぼありません。

「ウチヌノさんが使っている薬は、『悪魔の薬』と十年前、週刊誌に書かれました。
たくさんの人が副作用の下痢で亡くなったんです。腸閉塞で亡くなる人も多かったです。
その後、下痢を止める画期的な薬が開発されて、この薬は今のように使えるものになりました」

「新しい薬って怖いんですね」

「怖いですよ。治験はそれでもいい、っていう人が受けるんですよ」

薬は常に進化している。薬の使いかたが誤っていた、と数年の後にわかることもあるそう。

新薬の開発には、膨大な時間と大量の治験対象者の数と、それに必要な莫大なお金がかかる。
認可が出るかどうかは、効果があるかどうかはもちろんですが、副作用の問題も大きいよう。

そうやって一年一年、がん治療が牛歩の歩みで進化し続けているおかげで
2018年の患者である私は、安楽に暮らせています。


抗がん剤は苦しいものだ、という間違い


「最初のときも、オキサリプラチンを8割にしていたら、
そんなにきつくなかったんじゃないかと思うんですよね」

とある日、押川先生に言われました。

前回は1週間も抗がん剤をガマンできなかった私ですが、
規定量百%がキツイなら、耐えられる量まで減らしてみればよかったのに、いう意味です。
8割に減らすくらいはどんな頑迷な医師でも受け入れるはず。
ルールで決められているそうですから。

私は薬によって、70~100%のばらつきがある処方をしてもらっています。
副作用がないのは、そのせいも多いにあるし、
前の副作用の何がイヤだったかとか、押川先生と話し合う時間をもって今回の薬を決定したのもよかった。

「抗がん剤の第一目標は治療効果ではなく、『副作用対策』です。
きつくないようにその人に合った抗がん剤の調節を行った上で、
治療効果からがん症状緩和を狙うものです」

押川先生がしばしば言うのは、「副作用をガマンしすぎるのはよくない」です。
なぜなら、ガマンは続かないから。
とにかく投薬を続けることがだいじ。
効果を見ながら、薬を調整しながら、治療を続けられたら、
「抗がん剤でがんが治ることはないです」が、
「じわじわと延命の時間をのばしていき、判定勝ちに持ち込むことができます」

判定勝ちに持ち込むために、どういう薬をどういう量でどういうタイミングで処方するかが
腫瘍内科医の腕のみせどころでしょうか?


医者は性格が悪いから不親切、という間違い


押川先生の勤務先は宮崎県にあるベッド数百床ほどの小規模な病院。
私は熊本県で、大病院を三軒まわったあとで、この病院にたどり着きました。

やっと全幅の信頼をおける医師に出会えたと喜ぶ私は、
これまでの病院のワルクチをちょこちょこと機会あるごとしゃべったような気がします。
押川先生はもう聞き飽きているのでしょう。
全国に噴出する医者への不満に対し、彼がいつも言ってるであろうことを言われました。

「医者も会社員と同じです。時間内にどれだけ仕事をし、売上を作れるかでやっています。
面倒なことを言う患者には、あえていやな態度で病院を変えようと思わせる医者もいますよ」

(私、それをやられたかも!)

「日本に腫瘍内科医は1000人くらいしかいません。まったく足りないんです。
外科医が手術のあいまに抗がん剤を処方しているのがほとんどです。
時間がないから、一人ひとりにあった処方ができないんです」

「医者の対応に問題があるのは事実で、問題提議はされていますが、
解決を待っているよりも、患者が変わったほうが早い。

医者とのコミュニケーション法を書いた本も出ていますのでそれを読み、
じぶんの日々の記録をつけて受診時に提出し、意見を聞くなどして、
この患者は他の患者と違う対応をしなければいけないと思わせるんです。

飲んでいる薬の名前を全部覚えること、記録をつけることは基本中の基本です。
『先生にお任せします』は禁句です。
患者または家族がじぶんで考える姿勢がないと、どんな医師が相手でも、いい医療は受けられません」

「アメリカでは日本のように医師に対する不満が少ない。
なぜなら医療費が高いから、患者側も不満のある病院や医師を容赦しないんです。
当然、治療への参加意識が高いし、気に入らないならすぐ変えます。

医療費が高すぎてお金が払えない人は、医師に処方箋を書いてもらったらお金がかかるから
抗がん剤の名前を教えてもらって、それを薬局でじぶんで買って、じぶんで計って飲みます。
アメリカでは抗がん剤は、誰でも、町の薬局で買えるんです」


「アメリカでは抗がん剤を使わない」
「日本のがん死亡率は上昇し続けている」という間違い



アメリカで抗がん剤を薬局で買えるというのに、
アメリカでは抗がん剤を使わない、FDAは抗がん剤の使用を禁じている、
日本は抗がん剤の使用を製薬会社から押し付けられている
という話を信じている人がたくさんいます。
抗がん剤を使うから、
日本のがん死亡率は先進国のなかで唯一上昇し続けているという風説まであるそうです。


「アメリカで抗がん剤は使われていない」という嘘について」

「日本のがん死亡率は先進国のなかで唯一上昇している」の嘘 」



抗がん剤は、苦しい
抗がん剤は、患者を不幸にするだけ
抗がん剤は、陰謀により押し付けられている・・・・・・・・・・

どうしてこんな話が、ものすごい勢いで流布してしまったのでしょう。
ほとんど、狂信者のように信じている人もいます。

この一ヶ月で、理由がわかってしまいました。
そんなのあたりまえでしょ、今まで気づいてなかったの?
という人もいっぱいいると思いますが、
私のように、どうして「抗がん剤=悪」が広まったのかを知らない人もいると思うので、
次に書きます。



ただいま発送中!! 低農薬・無肥料桃のご注文は

錦自然農園フルーツストア

宝くじが二回当たった女

2018June5.jpg
昨日の桃園。ツマ入院中🎵だか、明日からいよいよ始まるみたい
収穫から発送までもーれつに大変だけど😉 がんばれー


ツリのようなタイトルですが、そういう意味ではないですんで。

先日のブログで、古い友人から

「そんな主治医にめぐりあえるなんて、宝くじを当てたようなものだ」

といわれて、

そのせりふ、どこかで聞き覚えがある・・・・・と脳内サーチしたところ、
そうだ。妹でした。結婚の報告をしたときのこと。


「そんな男と結婚できるなんて、6億円の宝くじを当てたようなものだ」


と我が妹に、言われたんですね。
なんでそこまでいうか、今もって意味不明な部分もありますが、
うちのおっとには、
嫁だとか女だとかいう理由で、パートナーに役割を押し付ける根性が1mmもないことが露見したあるエピソードを話したときに言われたのでした。



つまり私はこの人生ですでに、宝くじが二回も当たってしまったらしいですよ。
すごいですねえ。わたし。


1億円以下の宝くじなら、これまでもちょこちょこ当ててます(笑

たとえばうちのしゅうと&しゅうとめは、農村の老人の見かけはしていますが
内容は都会の老人の平均より知的で、昔風の慣習に囚われてないし、考え方が自由です。
(ときどき訪問者にぼけたふりを見せるのは困ったものですが)
農村にあって、同居する義父母が、彼らのような人たち・・・というのは、
宝くじ5千万円を当てたようなものかと。

私が内布家以外の農村家庭に嫁していたら、オットがどういう人間であれ
うまくいった可能性は限りなく低い。周囲を見ていると感じます。
農家嫁として苦労した友人から「珍しい」「球磨にこんな老人はおらん」といわれるたび
当たった宝くじの大きさに感謝しています。


そんなことごとに気づいていた昨夜、
わたしがガンになったのも、道理かなあ、と思いました。


二人にひとりがガンになる時代とはいいますが、そのほとんどは高齢者。

53歳でガンになる確率なんて2%てなもんです
50歳以下の値ですがまあ一緒でしょう


私が2%のレートで当たりをひいたのは、
私だから、だなあと思いました。
なるべくしてなったなあと。


ほかの人だったら、もっといろいろ大変なんでしょう。
昨夜いろんな人の顔を思い浮かべて考えてみたら、
当たったのが私でよかったじゃないか、と思えました。


先月、今の主治医に私のこれまでのカルテを渡したところ、第一声が

「よくこれまでガマンしましたね」

ガマンってのは、これまでの病院のひどい仕打ちに対して? でしょう~~ひどいよね!

と思ってしまった私ですが、そうじゃなかった。

医師が言ったのは、そんな体でよくガマンしてましたね。でした。
つまり、病気が進んでいるので、痛かったりするんですね。
でも私、夫にも愚痴とか言う必要感じてませんでした。ガマンと思ってなかった。
正直いうと、ひとりで、部屋にこもって寝ているしかない日が何日も続くと、
ぽろろんと涙が出ている日はありましたけどね


そういう性格だからがんになる、なんていわれそうですが、
(ガンになる理由のほとんどは、遺伝子のコピーミスだってことを忘れないでくださいね 笑 
交通事故や天災と同じですよ 運ですよ )


ガンだガンだと大騒ぎできない、こういうわたしががんに当たっちゃった、
というのは、悪いことじゃないような気がします。


いい意味でも、悪い意味でも、宝くじが当たる女は、何回でも当たるんで
また大当たりが来るかも。
いい当たり悪い当たり、どちらもかもん


さあ
今年の桃も大当たりだといいなあ



桃、お米、お茶、紅茶、コチュジャンなどなどのご注文は

錦自然農園フルーツストア

抗がん剤ライフふたたび

2017jun2.jpg
桃の発送は来週水曜日くらいからのような気がします。ご注文受付中!!


このところ週の半分は治療のため鹿児島に通っています(病院じゃないとこ)。
そこの奥様と昨日こんな会話を交わしました。


おく「抗がん剤やってるんですよねえ。でも前より元気になられたみたい」

わたし「でも私のはクスリが普通の人の半分の量なんで軽いんです」

おく「そんなことができるんですか」

わた「できない病院が多いと思いますけど、私の主治医はそれをやってくれるんです。
百%のもあるのですが、部分的に半量にしてもらって、副作用を軽くしてもらっているんです。
前に副作用があまりきつくてやめたことがあるので、
まずは続けることが目標で、生活の質を落とさないように様子を見ながら増やしていく予定です」

おく「いい病院ですね。宮崎っていってましたけど、どうやって探したんですか」

わた「それが覚えてないんです。ネットで探したんだけど、
探したっていうより、偶然みつけた、ってかんじのような」

おく「よかったですねえ。うちに来る人、病院にうんざりしてる人多いですよ。
病院なんか、医者なんかダメだって」

わた「本当にいいお医者さんで。はじめて主治医と呼びたい人に出会った気がします。
私、その先生が部屋に来てくれるだけで調子よくなるし、その先生の声聞くだけで、
それまで具合悪かったのに、よくなっていったりする。

頭でその人のことを信用しているとか好ましいとか思うより先に、
心がその人を信用しているんだろうと思います」

おく「それは本当にいい先生に出会えたんですねえ。お医者さん選びってだいじですよね。
みんながみんな同じなわけないですから。でもどうやって探したらいいか、みんなわからなくて
困っているんですよ」

わた「その先生って、まるで昔の町医者みたいなんですよ。
昔の、子供のころのお医者さんって、なんかそういう安心感をくれたじゃないですか。
患者のことを一番に考えてくれているっていう安心感。

私が病院から遠いとこに住んでるせいか、患者のみんなにそうなのか知りませんが、
メールで今日はどうですかとか聞いてくれたり、具合が悪いというと、
何度もメールくれて、しまいには電話かかってきたりする。

それで、症状にあわせてクスリをやめるとか、再開するとか指示くれるんです。
普通だったら、次の予約日までガマンしてるしかないことを、
この先生だと、ガマンしないで、どうすればいいか教えてもらえるんです。
空振りでもいいから、この程度で問題視していいかどうかに迷わなくていいって」

そこまで言ってくれるんです。
保険診療で大丈夫? って当初まじめに心配したほどです。
でもO先生によれば、抗がん剤を使う治療は本来そういうもの。

つまり、
① 患者さんひとりひとりの病状や副作用の出方によって増減していくのが基本。
② 患者さんを楽にしてあげるのが抗がん剤。副作用が苦しすぎるなら本末転倒。

このへんのことは先生の著書「孤独を克服するがん治療」に詳しいです。

先生のことは、5月27日と29日のブログにも書いています。
本のタイトル通り、先生にあえて私はやっと孤独じゃなくなりました。
ひとりで闘うものとあきらめていたのに、相談できるアイカタがいるってものすごいチカラになります。

ウォーキングも今日は久しぶりに1万歩以上歩けたし、
食欲もほぼ普通なみに戻りました。
抗がん剤の副作用はかなり軽くすんでいますが、ないわけではないので、
とにかく食に、一所懸命に取り組んでいます。

食欲がなくならないようにしなくちゃ! っていう努力。
油断するとすぐ痩せるんで。


最初はあまりがんばりすぎて、

「食べなくてもいいですよ」と先生に言われました。

言ってもらったというべきでしょうか。それ以後、前より食べられるようになったので。

こんなにも、
食に真剣になったことは、病気療養を始めてからもないし、その前もないです。

朝起きて最初に夫と交わす言葉は「おはよう」のあとに、

「今日何食べようか」

自分が何を食べたいか、心の声に真剣に耳をすませています。
何でもかんでもは食べられないんです。

たとえば蕎麦がおいしくないし、玄米も、味噌汁もことによっては食べられない。
味噌汁の具にあぶらあげが入りすぎてると、食べたくないし、
味噌が5年ものだけだと、食べたくなくて、若い味噌とブレンドの具合によって
食べられる量が変わります。

ごはんの炊き方も、ちょっと硬いと入らなくなってしまうので、
柔らかく、おいしく炊かないとダメ。

食べたいものなら、すごくたくさん食べるのですが
食べたくないものだと、まったく食べられない。
ただの超わがまま、といえばそうなんですけど。

ちょっと前まで具合の悪い日が多く、夫が食事の95%を作っていましたが、
オットが作るから食べられないのかも、とある日気づいて、
自分でがんばって作るようにしたら、おいしいからどんどん食べられるようになり、
食欲が日増しに増えていきました。
オットが料理下手という意味ではなく、自分でやると、とことん好みの味付けや調理法ができるという意味です。

というわけで、

何を食べたいのだ、私は? 

と毎朝真剣な問いかけを自分にしているのであります。

では毎日どんなもの食べているのか。
ある日の例をご紹介しますと、


朝>卵焼き、味噌汁、大根おろし、漬物、野菜、白飯・・・畑の大根と青菜たっぷり

昼>カルボナーラ・・・生クリーム、粉チーズ、ベーコン解禁!

夜>焼き餃子・・・畑で収穫したキャベツとニラがたっぷり、豚ミンチ入り



おいしくないと、全部残しになってしまう。
おいしくないのは私の感覚のせいかもしれないし、味つけに失敗したからなのかもしれない。
味覚に影響の少ないクスリを選んでもらっていますが、ゼロではないから。
どっちが原因にしても、まずいともう、食べられない~


先ほど、久しぶりに長いウォーキングをして帰ってきたらおなかがすいている気がして、

チーズをのせたトースト

を作って食べました。

うわあ、なんておいしいんだ・・・・

と生きていることに感謝したくなりました。

ブレッド&バター もスキだけど、とろけさせたチーズとの組み合わせも鉄板に好き。

乳製品を一年以上禁制にしていたのは、無駄なことだった。

さあ次は何を食べよう。

あ、そうだ。
石狩鍋の予定なんだわ。


オットの作ったじゃがいも、キャベツ、にんじん入り。
鮭はノルウエーものですけど。


昨日は、いつも百%おいしいウチの餃子が、イマイチだった。
私の感覚がおかしいのか、作り方の失敗かわかりません。
おっと? 彼はいつだって「おいしいよ」というので審判失格。

こういうふうに毎日料理を作ることができるなら、それも悪くないかも。
自分においしくたべてもらうための真剣勝負なんて、この人生ではじめてやってます。


言いたかないが、命をかけた真剣勝負ってヤツです 笑




桃やじゃがいものご注文は

錦自然農園フルーツストア


『食べものだけで余命3か月のガンが消えた』

2018May28.jpg
ただいま新じゃが販売中。発送は6月に入ってから。まだ土に埋まってます。
桃との同梱も大丈夫ですよ~




ネガティブなことは書きたくないのですが、
これについてはやはり書きたいなと思ってしまう。書きますね。


『食べものだけで余命3か月のガンが消えた~全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』
(高遠智子著・幻冬舎)は、

ガンが発覚してまもない時期に、まとめて買った本の一冊です。
この時期に手に入れた本は、読み返す価値もない本が多いのですが
がんについての知識が少ないので、それでもそのときには必要な本だったりしました。
でもこの本は、当初から「変な本買ってしまった」というかんじで、
早々に売り飛ばす本の箱(そういうものがあるんです)にいれていました。

そろそろ売り飛ばし予定の本も増えすぎたので、まとめて店にもっていこうかと、整理していたある日。
「変な本」が久しぶりに目に入ったので、ちょっと読んでみました。
しばらく読んでみて・・・・・

寝ようとしていた布団から飛び出し、リビングにもどってスマホを開き、著書の名前を検索し、

「やっぱりねえ」

と声が出ました。ネットではとうに知られた問題児さん、それがこの本の著者でした。


はじめてこの本を読んだときはがんをハンパにしか知らなかった「がん初心者」でしたが
今や、相当がんとお友達になって、酸いも甘いも知り尽くした関係になっています。
そんな私から見ると、この本に書いてあることは、

まぎれもなく嘘だらけ。

まず、わたしは昨日まで知りませんでしたが
著者が嘘だと認めているのは、この本が世の人に20万部以上も読まれる理由の大きな部分を占めると思われるところの、

●エコール・リッツ・エスコフィエでフレンチガストロミー上級ディプロマ取得
●中国北京中医薬大学薬膳学専科で国際中医薬膳師免許取得

というのが経歴詐称であったこと。
顔写真を大きく表紙に出し、おそらく本名で、ここまで大胆な嘘をつける人がいるなんて、
最近世間をさわがせている監督なみの豪胆さ、分厚いツラノカワといえましょう

フィクションであれば、おもしろい読み物なのです。
こんな具合なのですから。

ある日、両親をガンでなくし、継母にいたっては自殺で亡くした
独身の28歳の著者は、卵巣がんの宣告と同時に、余命3か月の宣告を受けます・・・・・。

(この方は経歴詐称のカミングアウト後も、新刊をだし続け、そのすべてに「余命三ヶ月」をつけています)

ここでガンを知っている人なら、
「ちょっとまったああああ!!」です。

CT画像を見ただけで余命三ヶ月という医者がいるか?
手術後、ブツを確認してからでないと、ステージだってわからないのに。
余命というのは、医者なら誰でもわかるすっきりした数字ではなく、ものすごく幅のあるものです。
「1年もたない」くらいの大雑把さなら言う医師もいるかもですが、
CT画像を見ただけで、28歳の女性に、「3か月後あんたは死にます」と言い切る医師はいないでしょう。


「スキルス性」の卵巣がんと書いてあるのですが、そんなものはない。

抗がん剤や放射線といった治療のことは少々具体的に書かれているのですが、

「いろいろな先端治療を組み込みながら、再発を繰り返し、免疫力も時には途絶えながら」(P18)

なんでここで「いろいろな」?
文章の変さはさておき、なぜ、先端治療だけ治療名を列記せず、「いろいろな」でおわりなのか。
その名前を言わなくちゃ。だって、高額ですから。しっかり選んだはずですから。
「いろいろ」ですませているのは、受けてないからでしょう。


「花粉の影響も受けて、目の角膜は2回剥がれ落ち、人工角膜。」(P18)

1990年代に人工角膜の手術を受けられたのかどうか、かなり疑問です。
現在でも国内で限られた施設でしか行っておらず、以下のようなサイトもありました。

「現在、日本においても、岡山大学を始め、『人工角膜』の研究が進められています。しかしながら、まだ研究段階であり、実用されるまで数年、そして、臨床実験、医療認可されるまで、10年は必要とすることでしょう。 現段階では、『角膜移植』の代用としては、限りなく実現性のないものです。(2013 国際医療サービス)」


嘘のつきかたが大胆なのです。


ノンフィクションでなく、フィクションならおもしろかったのにね、と思うのは
この方、ガンが全身に散らばっていながら、単身パリに渡ります。
そしてがんの疼痛を抱える身で、歩くこともできないくらい衰えた体で
フランス語もできないのに、調理経験もないのに、
料理学校の名門エコール・リッツ・エスコフィエに入学し、学位を取るまでがんばります。

がんの疼痛というのは、きつい生理痛のもっときついの、と考えるとわかりいいと思います。
ドラッグストアに売っている鎮痛剤では効きません。
麻薬系のクスリでないと。

彼女の場合、「脊髄のがんの疼痛の対策で携帯カイロを腰にあてていました」(P24)
というだけで、パリで、その疼痛を乗り切ったそうです。

考えられない話です。
途中、知人より「ハーブ、アロマの専門医も紹介」されて、疼痛緩和のための植物療法を受けたそうですが、
そのときに使ったハーブの名前がまた、ひとつも上げてられていないので、
それも作り話なんだろうなと思わざるをえません。


まあこういう本なのですが、
経歴詐称の内容でそのまま売っている幻冬舎、おかしくないか。
この本のユニークさは、彼女ががんを抱えていながら異国でディプロマをとるまで頑張ったところにあるのに。
それは嘘でした、と本人認めているのに。
ノンフィクションとして売っている。

詐欺です。わたしが暇だったら出版社を訴えます。


食べものでがんを治す系の本はたくさんあります。
でも、「余命3か月」と「ガンが消えた」の2ワードを擁するタイトルの破壊力は、
がん患者にとってはんぱないことを、わかってつけている版元のやり方は、かなりキタナイ。

余命・・・とつく本や映画が、人の感興をそそることは、重々承知ですが、

顔を出して名前を出しても、堂々と嘘をつく人がいるくらい
がんビジネスはモウカルということを、この本は教えています。


抗がん剤治療も、放射線治療も、各種の先端治療も、
植物療法も受けていると書いていながら 


『食べものだけで余命3か月のガンが消えた』

とタイトルつける商法があざとい。いえ、あつかましい。
この矛盾をあえて行うのは、

多くのがん患者が、
標準医療以外の方法に、がん治療への夢を託したいと思っていること、そして
多くの版元が、
アンチ標準治療のニュアンスのあるがん関連書籍は売れる、とわかっているから。


本の作り方じたいは、サプリメントや代替治療を宣伝する手法にもおおいに通じています。
一人の成功例が、誰でも成功の可能性があるかのように広告宣伝する手法。

法律で、「病気が治った実例」をあげて物品を販売することは禁じられています。
広告だけでなく、ネット記事もしかり。
でも、治癒の実例を使った治療や物品の紹介記事はびしばし目に入ってきます。
お金を払って有名人に実例になってもらうのはよくある話ですが、
その有名人が知的な人だったりするときにたちが悪い。信じたくなりますもん。


とにかく、この本は買ってはいけない「がん本」の代表として、どうぞ覚えておいてくださいませ。



おいしい新じゃが、新もも、新茶、新たまねぎ、新だいこん&無添加コチュジャンのおもとめは・・・
錦自然農園フルーツストア

自然療法1本からから抗がん剤治療との2本立てに ②

ここからオチなのですが

近所の病院で、
抗がん剤治療を受けると決めて、担当医や薬剤師と面談したけっか、
私の前回の抗がん剤での劇症の反応から、似たような状況は、薬剤を変えても
繰り返される可能性が高いことが指摘されました。

さらに、前回私を泣かせた「味覚障害」は、今回も高い確率でやってくるらしく、
治療は、もし薬と私の相性があい、服用を続けられるのなら
半永久的に続くとわかりました。

A 生きるための大きな可能性を捨てる
B 口福をあきらめた人生を選ぶ

わたしに突きつけられたのは、この二者択一です。


抗がん剤治療はせず、これまで通り、標準治療以外の方法を模索していくことにきめました。
Aにしたわけですね。
がっかりし、ほっとしました。

がっかりした理由は、自然療法だけで効果をえるのが難しいと実感し、
標準治療と同時進行でできることに期待をしていたから。

ほっとした理由は、副作用(特に味覚障害)を心配しなくてよくなったこと。

どっちでも選べる環境に、夫に感謝。手伝ってくれる方々、支えてくださるお客様たち、友人たち、家族たちに感謝しました。


さて、
これを書いて数週間後、
またもや
急展開しました。



Bにしました。Bといっても、味覚障害が出にくい抗がん剤治療をすることになりました。
宮崎の病院で。


家から遠いし、他県まで行くにしては知名度の低い病院です。


なぜそこなのかというと、そこに、主治医として信頼して一緒に二人三脚していきたい、
(夫もいれると、三人四脚)していきたい腫瘍内科医がいたから。


先生の名前をO医師としておきます。
O医師は、SNSで知り合いました。

非常勤の腫瘍内科医として、宮崎と北海道を行き来しながら、
ボランティアでがん患者の相談会を東京と宮崎で毎月開き、本を書き、ブログやメルマガで発信を続けています。

大病院では収まりきれない、仕事の枠はじぶんで作るというタイプの医師。
私の人生は、出会い運だけがあると思っていましたが、やはりあるなあ・・・・・


O医師とメールのやりとりをするようになって数日後、
彼に体の相談をメールでしたところ、
「今日病院に行ったほうがいい」という返事を受け取りました。

病院の予約は二日後にとってるから待てばいいんでないのかな
と思いながら、O医師にいわれたとおり、
緊急だからと、近所の病院に予約を無理にいれて、薬を処方してもらいました。
O医師から聞いたクスリをです。

一服すると、世界が一回転するくらい体が楽になってしまった。
どうして今まで私はガマンしてたんだ???
(これが、前回のブログに書いた「クスリの威力に驚いた」顛末です。
それまで薬は、前の病院からももらっていましたが、
O医師的には、「なんでこれ選ぶかな」な薬であったよう)


クスリって、何を選ぶかが重要なのに、
多くの医師はそれほど真剣にクスリを選定していないと
わたしにも、だんだんわかってきました。


このような経緯をはさみ、相談を重ねているうちに、
O医師がYOUTUBE にアップしている、標準治療に対する誤解を解くさまざまな動画を拝見し、
抗がん剤についてもメール相談をするようになりまして、


することにしました。


わたしの場合、手術と放射線治療の可能性はないので、化学療法をですね。
いわゆる抗がん剤治療。


最初は、抗がん剤のリスクを考えると、近くの病院でヤルしかない、と思っていましたが、
実際に「ヤリます!」と近くの病院にいき、相談にしますと、
近くの病院は、「病院の決めている方法以外で処方することはできない」という方針が硬い。

また、痛みをとる緩和治療と、腫瘍を小さくするため、広がらないようにするための抗がん剤治療と
併用ができない。

これは驚くべきことに、ほとんどの病院がそうなのですって。ほんとですか?


O医師の方針は、「患者の体と事情にあわせて、最善の処置を一緒に考えながらやっていこう」
「何より患者の日々の生活の質を落とさないこと」重視です。

私は家から近い病院、というメリットを捨て、O医師に頼ることにしました。

でも緊急の場合は、近い病院に診てもらうことをO医師からお願いしてあります。
もし宮崎の病院とあわなければ、戻ってきてもいいですよと、とのお言葉も頂戴しました。


ここで思うのは、
O医師のような対応をしてもらっていれば、
私は初回の抗がん剤でも、途中でやめなくてすんだかもしれない。
(術後補完療法をしても大腸がんの予防効果は5%以下だから、再発可能性は高いけど
やめてよかったというべきでないのが、母数が大きい標準治療のデータの読み方)


当時、すごい副作用に泣いていたのに、O医師が受け取った
その大病院のカルテには、「副作用はなかった」となっていたそうです。
どれだけ、医師が患者の苦痛に干渉していなかったか、という理解でよいでしょうか?


熊本でじゅんぐりにまわった、三軒の大病院はどこも
標準から逸脱した治療はしてくれない。「標準」をあくまで重視する病院だったわけです。


2018年の日本では、
運が味方してくれさえすれば、ウエブの海から、
タッグを組みたい医師をみつけることができるとわかりました。


質問するな、という波動をびしばし発している医師が多いのは事実。

私は、再発を伝える時間さえ説明に5分もいただけず、
呆然としているわたしが「え?これで終わり?」と問えば、
「まだ何か?」 といいながらすでに医師は歩き出していました。

とんでもない扱いをされたら「病院長を呼べ」とごねていい、とむかーーし
書籍か雑誌に書いたことありますが、この人と話したくない、という気持ちがかってそれはできなかった。

どんな質問もできる医師に治療をしてもらえるのは、
ものすごい安心感です。

じっさい、O医師が声を聞かせてくれるだけで、顔を見せるだけで、
悪い体調が急によくなったりします。
頭はそれと意識してないけど、心は、すっかりO医師に頼りきってるらしいです。


標準治療と平行して、自然療法も続けていくつもりです。

今のトコ、続行しようと思うのは
●水素水 ●陶板浴 ●呼吸法 ●瞑想 ●幸せでいること 

陶板浴は家から遠いのですが、ひとりで高速をかっとばしていると、
めちゃくちゃ幸せになってしまいます。

やめたのはいっぱいありますね。
食事療法は完全にヤメ! わたしの場合、食べものを選んでいると、何も食べられなくなってしまう。
おいしくうれしく食べられること優先です。




はい。おいしい桃とブドウと野菜とお米と無添加コチュジャンと無農薬お茶は?

(声をそろえて)
錦自然農園フルーツストア
よくできました!

自然療法1本からから抗がん剤治療との2本立てに①

2016Jun3_5_momo.jpg
桃の発送開始が迫ってきました。これは二年前の6月3日発送分です。
ご注文は錦自然農園フルーツストアへ!




抗がん剤に再挑戦することにきめました
まったく効かない可能性も覚悟のうえ。

それでも決めたのは、
延命の可能性があるからです。
代替医療だけで延命するより、さらに強力なエンジンが得られるのならと考えました。


「延命のために抗がん剤を受ける?
そんなことするくらいなら、何もしないで、死んだらいいのに」

と思う人が多いことは承知です
私もそう思っていました。でも気持ちが変わりました。
こういうことっていよいよその立場にならない限り、リアルに想像できないと思います。


延命といってもその数字はさまざまです。
2ヶ月しか延命できないかもしれないけれど、
運がよければ2年くらい延命できるかもしれない。
もっとツイていれば、10年、20年の延命もありえる。
というのが抗がん剤のやってくれることです。

こんな田舎の、狭い人間関係で暮らしていてさえも
15年、20年の延命を抗がん剤のおかげでなしえた人の存在が
耳にも目にも入ってきます。
つまり、抗がん剤による長期の延命は激レアではないんです。
ありふれてはいないけど、聞いたことあるね、レベルです。


抗がん剤にがんを治す力はないという意見は、
ある意味正しい。

がんを治すのは、抗がん剤使用の目的ではないのです。
抗がん剤使用の目的は、延命に限定されます(予防的使用法はべつにして)。


「この薬でどれくらい延命できますか」と医師に質問する人は多いと思います。
「薬による延命の平均値が2週間です」

というクスリもあるそうで、そうきくと、「やる価値なし」と思うでしょ。
でもそれがしろーとの浅はかさ。

平均値からはなれたところで、高い効果を上げている場合があり、
発表される数値とは裏腹に、何年も延命できる効果があったりするのです。
それでなくても平均値は、がんという個人差の大きい病気においては、かなり意味が薄いわけです。
2年延命できるだけでもすごいです。
半年先に死ぬより、2年先のほうがいいな、私は。


55歳の人が抗がん剤でしっかり治療して、
いつでも死んでいいや、と好きな仕事に没入し、
きがつけば75歳まで延命してなくなった話を最近聞きました。
 
延命と、一言でいっても、その実際的意味の幅広いことは、世間にほぼまったく知られていません。

治せない、
だけど延命できた。


このパターン、代替医療でも多くみられるのは同じですが、
なぜか抗がん剤だけ、「治せない」が拡声器を使って、大声で広められています。
代替医療側は、総じて広報宣伝の意欲が強いせいですかね。
抗がん剤のワルクチにも力が入ります。
こうして抗がん剤は歪曲された誤報が広まり、誤解され続けます。

抗がん剤で治せなかったら「病院が悪い」と、患者や家族は被害者になれますが、
代替医療で直せなかったら、「患者が悪い」となるのも、不思議。
患者は、被害者でもないし、病気を治せない悪人でもないのに、
なんで? と思うけど、代替医療推進派は、かなりの確率で上記の言い方をします。

がんは、百人いれば百通りの病態があるってことも知らない人が、わけしり顔で
がんを語るからでしょうか? 
「あの人が治っているのにあなたが治らないのは、あなたが悪いからだ」
本気でそういうせりふを吐く人がいるんです。


抗がん剤がどれだけつらいかも、人によって違います。
楽にすむ人、抗がん剤のおかげでQOLがあがり、職場復帰できるようになった人もたくさんいます。
その逆もいます。抗がん剤を使わなければ、普通に暮らせていたのに、
寝ているしかできなくなった、という人もいます。一回の服用で亡くなる場合もあります。


前に抗がん剤を受けたときの自分と、今の自分で違うところがひとつあります。
それは、薬のありがたみを知っていること。
薬の「威力」を知ってしまったこと。
最近、痛みと出血に耐えかねて病院で薬を処方してもらったら
嘘のように問題解決。ふつうに暮らせる。
医学よ、ありがとう!
こんな気持ちになったのは、53年の人生ではじめてです。

薬きらいで、あまり服用してこなかったから。知らなかったんです。
悪質な化学物質を食べるといつまでも頭が痛くなったり、口がしびれたりするタチだったから。
でも、クスリってすごいんですね。効くときは効くんだわ。

この、代替医療であろうと、標準治療であろうと、治療にあたって患者が必ず持たねばならない
期待感
が前の抗がん剤使用のときは、みじんもなかったのですが、
今回はある。

私は、以前と違う私なのです。

そして、がん治療がどれだけしんどいものか、前に書いた
熊本の工藤房美さんの著書で知り、
勇気をもって治療に立ち向かう人の凄みを知った。

この部分も、以前とは違うニュー私です。


やっとわかりました。


認めざるをえません。

私は戦争のさなかにいる兵士なのです。


戦場は、第2次世界大戦最大の激戦の記憶として語り継がれている
インパールなみの場所です。
私はインパール作戦がどんなに激烈な苦しみをもたらすかわかっていながら
戦地におもむく兵士です。


なんで私だけ出征しないといけないのよ~~

きつい病気になった人は、一度は思うことでしょう。
なんで私だけ? 私が何か悪いことしたっていうの?

でも
ひょっとしたら
逆かもしれません。
私は何かいいことをした。おかげで、こんな機会をもらったのかも。

この危機的状況を乗り越えさえすれば、「がんのおかげで今がある」
と思う日を迎えるかも。
どういう「今」なのか、現時点では想像もできない「今」。


過去をふりかえっても、
想像力で描ける未来よりずっと素敵な未来が、
ちょっとキツイ時間の、その向こう側に、必ず待っていましたもんね。


長くなったので次に続けます。


工藤房美さんの著書はこちら

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「特定の思想を強く信じすぎていると、かえって自分に悪影響を与えてしまう」

2017may31.jpg
去年の5月末の桃畑。今年もこんなかんじかな。

がん治療にかかわって1年半たちました。
過去には、医学部の学生が読むような本を資料にし、
医療や医学の本や記事を書いて原稿料をいただいてた日々があったのですが、
実際自分がなってみるのと、書いたものを読むのとは大違い。

患者になってみないと、わからなかったとこと。いろいろなことをやってみたからわかったこと。
それを書きます。

医学に限りませんが、現代は専門性が特化しすぎて、専門家でなければ
最新情報についていくことは不可能だといわれます。

特にがんに関しては、他の分野以上に研究費が莫大につぎ込まれ、
日進月歩しているのでなおさらです。

個人的に、これまで関わりを持った医師で、誠実な人ほど「それはわかりません」という言葉が多かった。

いつもいってますけど、農業もそうです。
光がどうして効率的な植物の成長エネルギーに転化するか、ということさえも人間にはわかってない。
確実性がないのに、よその圃場で再現性がどれだけ高いか確認できてもいないのに、
栽培方法を断言し、アドバイスする人は、ショウバイはお上手かもしれないけど、まず「いんちき」です。

がん治療に関しても、断言する人たちがたくさんいます。
西洋医学の現場にもずいぶんいますけれど、
西洋医学の現場以上に、代替医療の推進者に断言者が多いというのが、
私の読書傾向がそちらに偏っているせいかもしれませんが、非常に目に付きます。


<代替医療の代表 安保徹先生>
安保先生の言ってることに助けられる言葉、参考になる言葉はたくさんありますが、
本人はガンの臨床の最先端にかかわっているわけではなかったので、そこを考慮しながら
本を読んだり、講演の動画を見たりしないと、間違ってしまうこともあるかと思います。
安保先生の言うこと、特に手術など具体的な治療行為に関して述べているところは
情報が古いかもしれないと思って聞くべきかと。


<アンチ抗がん剤の代表 近藤誠先生>
こちらも過去にはがんの専門家であったと思いますが、現在はセカンドオピニオン医として
ビジネスを展開されている方です。
最新のがん治療を知らず、医師という立場を利用しておショウバイされているともいえます。

(知人は十年間医療に頼らず乳がんをサイズキープ、十分にその状態は評価されることなのに、
5分2万円でご意見を聞きにいき、近藤氏が手術をすすめるのでさっさと手術してましたっけ)


私自身は、アンチ抗がん剤論者になったこともある、アンチ代替療法論者になったこともある。
いま、アンチ論を張るほど、両方の療法について勉強していないことは自覚しています。

じゃなぜ、かなり多くの人がアンチ論者になれるのか?
とくにアンチ抗がん剤論者の勢いは、どこもすごいです。

たくさん理由は考えられますが、
ひとつは薬の使い方を選ぶ自由は患者にあるのに、医者の言いなりになる人がとても多いからではないでしょうか。

自由を行使しなかった人が、「医者に身内を殺された」と言います。

治療を選択する自由を選ばなかった家族の罪はないのか? 

「言うとおりにしなかったら病院を追い出されるからそれはできない」

という言葉がその答えだったりしますが、
それが本当なら、医師法に反しているので、警察にいったらどうですか、と思いますが、間違っているのでしょうか。


最近、熊本市に住む工藤房美さんの本を読み、その翌日に会いに行きました。
彼女は村上和雄さんの「生命の暗号」に触発されて、自分の細胞に「ありがとう」を毎日何時間も言い続けることをして
全身転移したがんを消失させました。

彼女は放射線も、抗がん剤もフルコース使いました。
私も彼女に会ったとき、「抗がん剤をなんで使わないの」とたずねられました。
「術後補完療法をやって、あまりのつらさに1週間ももたず逃げました。私にあれは無理です」
と答えたのですが、
彼女自身が人の数倍の、壮絶な治療に耐えた経験をしているからでしょう。
「やればいいのに」
つぶやいておられました。

代替療法は苦痛が少ないので、とっつきやすいんですよね。

船瀬俊輔さんや一部のトンデモ医師が勧めているとは知らず、
知人に勧められてAWGという波動治療を毎日一ヶ月受けたことがあります。
都会と違って、とっても安価でしたので。

他のヒトには知りませんが、私には効果がなくて2ヶ月目にやめました。
でもそこの施術者に、過去のがん患者への治癒率を尋ねると、「百%」という答え。

効かないと判断し、フェイドアウトしていった人を分母にカウントしないと、当然そうなりますよね。

最近がん治療の新たな方法論として人気を博している心理療法家も
「治癒率85%」とうたっていました。

代替療法家は、たぶん全員がそれをしていると思いました。
正確な統計をとる気はなく、自分に都合のいいように数字を操作するということです。
(例外的な場所はもちろんあるでしょうが)

「がん」はひとくくりにされていますが、
本当は、3万人のがん患者がいたら、3万種の病がある、と思っていいぐらい病態が違うそうです。

10人や20人の成功例や失敗例で、「みんなそれで治ってる」とSNSで発信する人がおられますが、
違うでしょう。みんな? ここは怒っていいところです。


元がん患者の書いた本で、著者が私に近いキャラクターだという理由で参考にしている本に
「喜びから人生を生きる」(アニータ・ムアジャーニ)
という本があります。

彼女は身近な人が抗がん剤で死んでいったのを複数見たせいで、絶対的に抗がん剤を拒否しました。

知的な上、独立心が強く、上流階級の人でもある彼女は、
ありとあらゆる代替療法を試したのですが、どれもこれも効果をみせず、
ついに危篤状態におちいります。

しかし彼女は臨死体験をへてよみがえり・・・という顛末をかいたおもしろい話なのですが

その彼女が言います。

「私の癒しに必要なのは、信念を捨てることでした」

「特定の思想を強く信じすぎていると、かえって自分に悪影響を与えてしまう」


代替療法で自分にすごくあうものがあるかもしれないのに、すべてを拒絶するのはもったいないかもしれないし、

抗がん剤で自分にすごくあうものがあったら、使ってみないのは損かもしれない。


現実をみれば、私の周りに、


【A】抗がん剤で寿命を延ばし続けている人も、末期宣告からよみがえり十年以上生きた人も複数います。
【B】代替医療のみで、がんを消失させた人も複数います。
【C】抗がん剤と代替医療の両方をやって、がんを消した人も複数います。


私の小さな人間関係でこれだけいるのだから、
世には莫大な数の、【A】【B】【C】がいるでしょう。


私の周囲で多いのは、抗がん剤と代替療法を併用した【C】です。
おそらくそれが世間的にも多いと思われます。
抗がん剤と代替療法を併用しているのに、
体験談を紹介するメディアが意図的に【B】代替医療だけで治した、と紹介する例は多いです。


また、癌サバイバーの本でも、抗がん剤で苦しんでいるところはおもしろくない部分なので
「術後補完療法を3クールやりました」と
あらすじやプロフィール、ネット記事では省かれがち。
人の気を引くのは、おもしろいのは、エンタメになるのは、奇跡の代替医療の部分だから。


アメリカでは代替医療の比率が伸びていますが、
それを試す人は、生活にゆとりのある、知的な層がほとんどで、西洋医学拒絶派が多い。
西洋医学に比べて代替医療で治そうとする人の死亡率が高いというデータがあるのは、
そのせいもあるかもしれない。
西洋医学という選択肢を拒絶する自然療法一本のひとは、早く亡くなることが多い。わかる気がする。

代替医療についやした1年があるからいえるのですが、
代替医療だけで治すのも、いうほど簡単じゃない。
簡単に治るようなことを言う人が多くてときどき辟易します。

抗がん剤の良書は絶版になるのが早く、奇跡をうたう代替医療の本は版を重ねるものが多い。
それだけ、標準治療に絶望して奇跡を求める人が多いということでしょう。

奇跡の本に紹介されている療法を採用して、
死んでいく人は、誰にも数えられないし、データにのぼりません。
アメリカは医療機関で代替医療をやるから、正確にカウントできるんですね。

「食事療法だけでがんを治そうとしていた父が、最期の時期に、
おれがやったことは間違っていた」

と話したというエピソードを読んだことがありますが
出典を控えていません。これは少なくない話だと思います。


抗がん剤も、漢方薬やびわの葉温灸などの代替医療も、
「これで治るという信念がないと、効果がない」
とは、多くの人が口にすることだし、真実だと思います。

信念さえあれば、酒もタバコも大量のスイーツもただのビタミン剤も、ガンを消失させた例があるそうですから。


「特定の思想を強く信じすぎていると、かえって自分に悪影響を与えてしまう」

と、このブログのタイトルにしているアニータさんの言葉は、
抗がん剤を拒絶しすぎた自分へのいましめも含まれると受け取っています。
彼女は代替医療の推進者として活動しており、抗がん剤を勧める発言はこれからもしないと思いますが。




みなさま、うちの桃(予約販売中)と、ブドウと、柿と、イチゴを
よろしくお願いしますね~~~

お買い物は↓


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